リハビリ裏話

ほとんどのサプリメントは飲んでも健康にならない可能性が高い理由とは!

あなたはニンジンが好きですか?

よく子供の頃は、ニンジンが食べられなくて、お母さんに叱られた方も多いのではないでしょうか?

どうして子供はニンジンが苦手なのでしょうね?

大人になると、そんなに不味いと思いません。

それどころか、ニンジンの甘みが美味しいと感じてしまいます。

どうして子供の頃は食べられなかったのか?

今となっては、不思議な気持ちがしますね。

 

ところで子供心に、どうしてお母さんは、ニンジンを食べなさいと、うるさく言うのか、不思議に思いませんでしたか?

他に野菜はたくさんあるのに、どうしてニンジンを、無理して食べなければならないのでしょう?

子供心にそんなことを思っていたのですが、大人になって、ニンジンにはβ–カロテンが含まれていると言われ、なるほどと思ったものです。

ニンジンにはβ–カロテンと呼ばれる、ニンジンに特有の貴重な栄養素が含まれているから、ニンジンを食べなければならないのだと分かったのです。

 

β–カロテンはそれだけを摂取しても健康にはなりません!

ニンジンにはβ–カロテンと呼ばれる、ニンジンに特有の貴重な栄養素が含まれています。

β–カロテンはプロビタミンAと呼ばれ、あなたの身体のビタミンAが不足すると、それを補ってくれます。

だからニンジンからβ–カロテンを取り出して、サプリメントにすると、ニンジンが嫌いな人でも、β–カロテンを摂ることが出来ますね。

しかしですね、最近の研究では、β–カロテンだけをサプリメントとして摂取しても、健康にはならないことが分かってきたのです。

それどころかサプリメントでβ–カロテンを摂取していると、発ガン性が高まる事まで分かって来たのです。

 

それならニンジンも食べてはいけない?

そう思いますよね。

でもニンジンは食べると健康に良いのです。

ニンジンに含まれているβ–カロテンも、ニンジンで摂取すると、プロビタミンAとして、有効に働くのです。

これは一体どう言うことなのでしょう?

 

加工食品に問題がありそうだ!

以前に別の記事で野菜や果物を、直接自分でスムージーにして飲めば、それは健康に良いけれども、工場で濃縮還元化膿された野菜ジュースは、単なる野菜風味ジュースで、糖尿病のリスクを高めるとお話ししました。

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確かに、毎日野菜や果物を、自分でスムージーにするのは手間がかかります。

パックに入った野菜ジュースを、冷蔵庫から取り出して、そのまま飲めれば楽ですよね。

しかし工場で加工した食品は、結局は身体に良くないらしいのです。

 

メタアナリシスが教えてくれる健康に良い食材と悪い食材

最近は、医学の世界では「メタアナリシス」と言う統計分析が、盛んに行われています。

これは世界中の医学論文を、例えば食品と健康や病気を扱っている論文を、何百何千と集めて、まとめて分析します。

そうすると統計的に、食べると身体に良い食材と、身体に悪い食材が、分かるようになったのです。

そうすると工場で加工した食品のほとんどは、身体に悪い食材と分類されてしまうのです。

例えば、ハムやソーセージなどの加工した肉も、メタアナリシスでは、身体に悪いことがハッキリしているため、決して食べてはいけない食材に分類されています。

またマーガリンやマヨネーズも、健康に悪い食材になっています。

実は、生成された炭水化物である、白米や小麦粉も、決して食べてはいけない食材に分類されているのです。

本来であれば、私たちは玄米をそのまま食べたり、パンやパスタも、全粒粉(生成しないブランを含んだ小麦粉)を使った、茶色いやつを食べなければいけないのです。

そう考えて見ていくと、食品メーカーの工場で加工されたものは、ほとんど全滅に近い状態です。

 

でもこの情報は、一部の専門家だけで、あまり世間には拡がりません。

どうしてでしょう?

それは情報というものは、それを拡げたい、拡散したいという力が、強く働かないと拡がっていかないのです。

情報を拡散するための強い力とは、つまりはマスコミで取り上げてもらうための資金(お金)です。

要するにコマーシャル料ですね。

これは番組の中で、それを取り上げてもらうためのステマ(ステルスマーケティング)のための、スポンサー料も含みます。

 

カロリーハーフには意味がない!

最近のコマーシャルでは、カロリーハーフが大流行りです。

例えばマヨネーズなんかも、カロリーハーフのコマーシャルがありますね。

いかにもカロリーハーフで、健康やダイエットに良いイメージで、スタイルの良いイメケン俳優を使ってCMが作られていますね。

ですが思い出してください。

メタアナリシスでは、マヨネーズは絶対に食べてはいけない食材に、分類されているのです。

あなたがマヨネーズを食べている段階で、カロリーが半分だろうが、ゼロだろうが、そんなことは関係ないのです。

実は健康のために大切なのは、カロリーではなく、どんな食材をどう食べるかなのです。

例えば同じカロリーでも、脂身の多い豚肉を食べたときと、カボチャを食べたときでは、その後の結果が全く違います。

 

あなたもCMに騙されないでください。

大事なのはカロリーではなく、どんな食材を食べるのかということです。

例えばマーガリンなどは、欧米ではすでに販売自体が禁止されています。

それほど身体に悪いのです。

それを日本では、カロリーハーフでヘルシーなんてやっています。

いくらカロリーハーフでも、食べているのが、マヨネーズやマーガリン、カップラーメンでは、もう負犬なのです。

絶対にそれはヘルシーではありませんね。

 

腸内フローラに栄養を与えること!

最近は腸内フローラの研究が盛んですね。

私たちの大腸には、100兆個~1000兆個の腸内細菌が住んでいます。

これを腸内フローラ(マイクロバイオータ)と呼びます。

かなり以前ですが、イギリスのダイアナ元妃が、チャールズ皇太子と離婚するときに、離婚費用の見積もりの中に「大腸洗浄料」というのがあって、それが話題になりました。

その当時は、大腸の中に住んでいる雑菌を、洗浄して洗い流すことで、大腸の中が綺麗になって、健康になれると信じられていたのです。

しかしこれは大間違いでした。

実は私たちの大腸の中に住んでいる腸内フローラ(マイクロバイオータ)は、私たちの体の一部であり、一つの臓器と言えるくらいの働きをしていたのです。

 

私たちは、口から食べ物を食べると、胃で消化して、小腸から栄養素として吸収します。

しかし私たちが自力で消化吸収できない食材は、そのまま大腸に送られて行き、そこで腸内フローラ(マイクロバイオータ)のエサになります。

腸内フローラ(マイクロバイオータ)は、食物繊維(難消化性デキストリン)など、私たちが自力で消化吸収できないものを、発酵・分解して自らのエネルギーにします。

それだけでなく腸内フローラ(マイクロバイオータ)は、その発酵・分解の過程で、「短鎖脂肪酸」などの、私たちの健康に非可決な、貴重な栄養素を作り出してくれるのです。

この栄養素を利用して、私たちは、脳の神経を動かし、免疫系を安定させ、その他にも様々な働きに利用しています。

 

しかし工場で加工された食品は、私たちが消化吸収しやすく作られています。

なので胃で分解され、小腸で全て吸収されてしまうため、大腸には届きません。

工場で加工された、サプリメントも同様です。

そうすると大腸に住んでいる腸内フローラ(マイクロバイオータ)が飢えてしまいますね。

マズイことに、腸内フローラ(マイクロバイオータ)は、メッセージ物質を出して、私たちの脳に、いわばメールを送ることが出来るのです。

ですからいくらあなたがカロリーハーフの食品を食べても、それは腸内フローラ(マイクロバイオータ)のエサにはなりませんから、あなたの脳には、常に「お腹が空いた」と大腸からのメールが届くことになります。

これがあなたがいくらブクブクに太るまで食べても、空腹感が収まらない原因なのです。

反対に加工食品をやめて、食物繊維を多く含んだ食材を食べるようになると、そんなに食べなくても空腹感は感じなくなります。

 

サプリメントをやめて毎日の食材を見直して見ませんか?

アフリカのサバンナで、原始的な生活を送っている方は、みんなスタイルが良くてスマートです。

これは太古の昔、ホモ・サピエンスであった頃、短足胴長のネアンデルタール人と混血しなかったからです。

それにひきかえヨーロッパ人や、アジア人にはネアンデルタール人の遺伝子が含まれるため、アフリカの人に比べて、ややズングリしています。

でもアメリカにいるアフリカ系の方はどうでしょう?

けっこうブックリしていますよね www

これはやはり毎日の食材が原因ですね。

 

アフリカのサバンナでは、草の根をかじったり、木の実をかじったりして生活しています。

ですから彼らは、毎日食物繊維を100~150g くらい摂取していると言われています。

それに比べて、アメリカのアフリカ系の方が主に食べているのは、ハンバーガーです。

これにはほとんど食物繊維は含まれませんね。

彼らの1日の食物繊維の摂取量は10g くらいです。

やつらも随分と堕落したものですね www

もうブクブクじゃんか www

遺伝子なんかカンケーねー www

 

また先進国でアレルギーや神経難病が増えているのは、私たちの腸内フローラ(マイクロバイオータ)が、絶滅の危機にあるせいだと言われています。

私たちの子供の大腸から、腸内フローラ(マイクロバイオータ)が消滅しかかっているために、発達障害や自閉症も増えています。

そしてそれは、いくらサプリメントを飲んでも、解決はできないのです。

大切なのは、あなたが加工食品をやめて、なるべく自然に近い食材を、自然に近い方法で食べる努力をする事なのです。

 

あなたもサプリメントをやめて毎日の食材を見直して見ませんか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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