リハビリ裏話

人生100年時代を爽快に生きる心と体の秘密のスペシャルケア!

はじめに

かつては織田信長も「人間50年下天のうちをくらぶれば夢幻のごとくなり」と謳った様に、これまでのヒトの寿命は、およそ50年でした。

しかし1960年に入ると、急激に先進国の寿命は伸び始めます。

私たちの寿命は、本当に短期間のうちに、グングン伸びて行ったのです。

これは医療の進歩も大きな原因のひとつですが、それだけでなく、生活の安定や豊かさが、私たちの遺伝子のテロメアに影響を与えているのだと思われます。

そしてとうとうヒトの寿命は、「人間100年時代」に突入しました。

これは、私たちの人生が、これまでの2倍に増えたということです。

ですから本来であれば、私たちは、これまでと比べて、私たちの人生において、2倍の何かを達成することが出来るはずです。

しかし、皆さんそうは思わないようで、70歳くらいになると、小さな犬を連れて、平日の公園を散歩している方を多く見かけます。

彼らは、まだまだ健康であるはずなのに、虚ろな目をして、ぼんやりと歩いていますね。

彼らは、まだまだ頑張れそうなのに、何もしないで年金で細々と暮らしているのです。

これでは本当に人生がもったいないと思いませんか?

しかし第2の人生を生きるにしても、若い頃と比べて、記憶力も、集中力も、体力も衰えてしまっている。

そんな風に感じている方も、多いのではないでしょうか?

また年老いた身体を引きずりながら、長生きするのなんてまっぴらだと思っている方もいるでしょう。

でも最近の日本人は、本当に若くなっています。

私の経験上、大きな病気をしたヒト以外は、90歳ぐらいになるまで、あまり身体は老化していません。

じつは、あなたが老化したと思っているのは、長年の苦労の結果、身体に蓄積した疲れが原因なのです。

ですから適切なケアをしてやれば、60代でも、70代でも、80代でも、40歳代くらいと変わらないパフォーマンスが出せるのです。

今日は、そのために、若々しい身体とパフォーマンスを取り戻すために、何をするべきかをご紹介したいと思います。

 

集中力の低下は脊柱起立筋の機能不全が原因です!

まず手始めに、最近は、集中力が落ちてきて、趣味でも読書でも、長時間続けられなくなった。

そんな風に感じている方は、とても多いと思います。

そして、その原因は脳の神経細胞が老化しているからだと考えています。

しかしそうではないのです。

私は、訪問リハビリで、介護している家族の方の健康の相談にも乗っています。

そこで分かったのは、ほとんどの方が、長年の仕事によるストレスで、あるいは介護によるストレスで、背骨を支える「脊柱起立筋群」がカチカチにこわばってしまっているのです。

この脊柱起立筋は、頭蓋骨から背骨の両脇を通って、骨盤まで伸びている筋肉です。

ですから、この「脊柱起立筋群」は、首のコリから、肩のコリ、背中のハリ感、腰の痛みにまで影響しています。

そして、これらの症状は、たとえ強いものでなくても、あなたの集中力を奪ってしまいます。

カチカチにこわばって、血液が流れにくくなった、あなたの「脊柱起立筋群」は、長時間の作業や読書で、あなたの頭の重さを支えきれなくなっています。

そして「脊柱起立筋群」は、あなたの脳にメッセージ物質を送りつけます。

「もう疲れたから読書はやめて横になりましょう」と。

決してあなたの脳が、長時間の読書に耐えられなくなるほど、老化している訳ではないのです。

そして、あなたの「脊柱起立筋群」をきちんとケアするだけで、あなたの集中力は若い頃と同様に回復するのです。

 

あなたはご自分の活力を維持するための栄養を摂れていますか?

栄養が足りないなんて、こんなにブクブク太っているのに、栄養は過剰に摂れてるよ!

そんな風に思っている方も多いと思います。

しかし、そんな風にブクブク太っているのは、栄養が足りない証拠だと言ったら、あなたは驚きますか?

じつは現代の先進国で、最も不足している栄養素が「食物繊維」なのです。

かつて原始時代には、私たちのご先祖さまは、草の根をしゃぶり、芋を掘り、木ノ実や果物を食べる「採集生活」をしていました。

現代でもアフリカなどの、一部の未開地域では、そういった生活をしている方々がおられます。

彼らの1日の食物繊維の摂取量は、およそ100~150g と言われています。

それに対して、現代の日本人の食物繊維の摂取量は、1日におよそ10g 程度と言われています。

もう10分の1にまで減ってしまっていますね。

なぜ「食物繊維」を問題にするかと言うと、これが「腸内細菌」のエサになるからです。

最近は「腸内フローラ」と言う言葉をよく耳にするようになりましたね。

この「腸内フローラ」とは、私たちの大腸にすむ「腸内細菌」の集まりのことを言っています。

じつは、最近の研究で、私たちの大腸に住む「腸内細菌」が、とても重要な働きをしていることが分かってきたのです。

それは、私たちは「腸内細菌」の力を借りないと、自分たちに必要な栄養素を作り出すことが出来ないと言うことです。

私たちは、口から物を食べ、胃で消化して、小腸で栄養を吸収します。

ここまでが、私たちが自力で栄養を吸収できる過程です。

しかし「食物繊維」などは、私たちは自力で消化できません。

そこで「食物繊維」は、大腸にいる「腸内細菌」のところに運ばれて行きます。

大腸の「腸内細菌」は、この「食物繊維」などを発酵・分解して、自らのエネルギーを作り出すと同時に、私たちが生きるために必須の、希少栄養素をたくさん作り出してくれます。

この腸内細菌の作り出す、希少栄養素がないと、私たちの免疫機能が暴走して、アレルギーになったり、慢性関節リウマチなどの膠原病になるリスクが高まります。

また多発性硬化症などの、神経難病になるリスクも高まります。

脳神経細胞を作る材料も不足しますし、脳神経を動かすための物質も足りなくなります。

そのために認知症が進むリスクも高まります。

脳卒中や心臓病のリスクも高まるのです。

かつては日本人も、茶色い玄米を食べ、小麦粉も未精製のまま挽いて食べていました。

これらの玄米や全粒粉には、糠や胚芽が含まれるため、食物繊維が豊富に含まれています。

しかし最近では、白米ばかりを食べ、パンもうどんも、時には蕎麦まで真っ白けの精製炭水化物です。

これでは栄養学的には、砂糖を舐めているのと変わりありません。

お菓子を食べているお孫さんを叱りながら、自分は白米を食べている。

本当は一緒なのです。

でも現代の高齢者は、子供の頃に無理やり玄米を食べさせられたせいで、玄米が大嫌いです。

でも好き嫌いは、いけませんよね。

この腸内細菌の研究が進めば、おそらくは10年後くらいには、白米を食べる人は居なくなると思います。

それくらい衝撃的なことなのです。

最近の子供に、自閉症や発達障害が増えてきているのも、食事の「食物繊維」が不足しているせいだと言われています。

生まれた時から、腸内細菌に十分なエサが与えられていないために、子供の脳の神経細胞を育てる材料が不足しているのです。

これでもまだ、あなたは白米を食べますか?

 

ちなみに「ロウカット玄米」に「もち麦」を混ぜて炊くと、食感が良くなって食べやすいですよ、是非お試しくださいね。

 

睡眠時間と睡眠の質がとれていますか?

日本人の平均睡眠時間は、6時間半と言われています。

それに対して、スタンフォード大学のスリープラボの研究では、7時間半が、本当に必要な睡眠時間だと言うことです。

ですから、私たち日本人は、睡眠時間が慢性的に不足しているのです。

睡眠時間が足りないとなると、気になるのは「睡眠の質」ですね。

この「睡眠の質」を決めているのが、眠り始めの最初の「ノンレム睡眠」の、睡眠の深さです。

私たちは、90分を1単位として、その90分の前半に「ノンレム睡眠」、後半に「レム睡眠」の組み合わせで、深い睡眠と浅い睡眠を繰り返しています。

「ノンレム睡眠」が、夢を見ない深い眠りで、「レム睡眠」が夢をみる浅い眠りです。

そして眠り始めの、一番最初に、深い睡眠である「ノンレム睡眠」がくるのですが、この最初の「ノンレム睡眠」が、その夜の眠りの中で。一番深い眠りになります。

あとは少しづつ眠りが浅くなり、明け方の「レム睡眠」の時に眼が覚めるのです。

そして、この最初の「ノンレム睡眠」が、浅くなってしまうと、その後の睡眠全体が浅くなってしまいます。

よく眠っているのに、常にウツラウツラして、眠った気がしない場合がありますね。

これは眠り始めの、最初の「ノンレム睡眠」が浅くなってしまったために、その後の睡眠の波がグダグダになってしまったのです。

そうなると「睡眠の質」は、全く確保できません。

昼間も眠くて、生あくびの連発になってしまいます。

そして最初の「ノンレム睡眠」には、もっと重要な働きがあるのです。

最初の「ノンレム睡眠」の時に、私たちの身体は、「成長ホルモン」を分泌します。

この「成長ホルモン」によって、私たちは細胞分裂を促し、体のパーツを新しく作り直します。

最初の「ノンレム睡眠」が、浅くなると、この「成長ホルモン」が分泌されなくなり、私たちの身体は錆びついていくのです。

また最初の「ノンレム睡眠」の時に、脳の中の老廃物を、キレイに洗い流します。

これが上手く出来なくなると、脳に老廃物が蓄積していきます。

脳に老廃物が溜まると、どうなるのでしょうか?

脳にβ-アミロイドが溜まると「アルツハイマー型認知症」になりますし、レビー小体が溜まると「レビー小体型認知症」や「パーキンソン病」になります。

またタオ蛋白が溜まると「進行性核上性まひ」や「大脳皮質基底核変性症」になりますね。

「睡眠の質」を確保することは、若さを保つ上で、とても重要なのです。

ヒトのサーカディアンリズムから考えると、夜10時~午前2時の間に、最初の「ノンレム睡眠」が、ガッチリ深くなるようにしたいものです。

そのために寝る前の90分を、テレビをやめ、瞑想や静かな音楽を聞くなどして、「睡眠の質」を高めるための時間にしたいものですね。

健康と若さを保つには、努力が必要なのです。

 

運動方法は間違っていませんか?

じつは歳をとってきて、体力の衰えを感じると、焦って筋トレをして、かえって体の節々が痛くなってしまう方がおられます。

これはあなた方が、筋トレの方法を間違っているからです。

高齢になって、特に足腰の筋肉が衰えたと感じるのは、大殿筋や大腿四頭筋などの大きな筋肉(アウターマッスル)の衰えではありません。

コアマッスルと呼ばれる、関節の付け根にある、小さな筋群の衰えが原因です。

このコアマッスルは、中殿筋や梨状筋などの小さな筋群で、関節の土台にあって、関節の状態をモニターしています。

ですから、この小さな筋群が、長年のストレスでこわばってしまうと(凝ってしまうと)、大殿筋や大腿四頭筋などの大きな筋肉(アウターマッスル)に、適切なコントロールが出来なくなります。

そうして力が出せなくなって、交差点の信号などでダッシュが出来なくなるのです。

反対に、この小さなコアマッスルのコンディションを整えてやれば、自然と足腰に力が出せるようになります。

信号ダッシュや、駅の階段も、若い人に負けなくなりますよ。

 

まとめ

今回は、高齢者の健康と若さを維持するためのポイントを、さわりとしてご紹介しました。

じつは老化によって、本当に身体が衰えてくるのは、90代になってからです。

それまでは体力低下は、老化ではなく、長年のストレスによる疲労の蓄積であり、お手入れ不足です。

しかしこれまでのトレーニング技術は、特に若い方向けのものであり、高齢者に適したものではありません。

現在の高齢者は、間違った方法であり、自分には向かない、若い人向けのトレーニングを、負荷を軽くして、なんとか頑張っているという、「人間100年時代」の到来を謳うにしては、あまりにもお粗末な状況です。

 

 

このサイトでは、今後も「人間100年時代」の、高齢者トレーニングと生活改善について、なるべく分かり易く、ご紹介して行きたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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