人生100年時代を生きる

ダイエットに必要なのは努力ではなく知識です!

あなたはダイエットは苦しくて辛いものだと感じていますか?

あんたのダイエットの目的はなんですか?

もしかして、ただ単にやせて体重が落ちれば良いと、単純に考えていませんか?

でもたとえば、アフリカの難民のガリガリにやせた子供を見ても、魅力的には見えませんよね。

私たち生き物は、健康な相手を好みますから、ただ単にやせているのではなく、健康的にハツラツとした上で、身体のシェイプを整えなければなりません。

ですからただ闇雲にカロリーを制限するのではなく、健康的に栄養摂取をしながら、効率よくカロリーを制限する必要があるのです。

また辛いダイエットは長続きしませんし、リバウンドのリスクも高まります。

そもそも私たち現代社会人が、なぜブクブク太っていても、さらにむさぼり食らうのか、その理由を、あなたは知っていますか?

身体中にカロリーが余りまくっているのに、それでもまだ食べ続けるなんて、なにかおかしいと思いませんか?

じつはこれには現代社会の食生活に関連する、大きな落とし穴があったのです。

その問題を理解すれば、上手に食欲をコントロールして、楽々やせることができるのです。

ライザップみたいに、とてつもなく辛いダイエットをして、一次的に急速にやせたとしても、すぐにリバウンドしてしまったのでは、なんの意味もありません。

ただ寿命を縮めただけですね。

ダイエットは、ある意味健康維持ですから、楽しく習慣化して、長く楽に続けられなければ意味がありません。

今回は、このサイトの方向性とずいぶん離れていますが、楽に習慣化して効果絶大なダイエット方法について解説します。

どうぞよろしくお願いします。

 

私たち現代人はどうしてブクブク太ってもむさぼり食らうのか?

現代日本は飽食の時代と言われていますね。

日本だけに限らず、とにかく先進国の人々は、たくさん食べてブクブク太ります。

それに対して、開発途上国の人たちは、それほど太っている印象がありません。

みなさん比較的にシュッとしています。

どうして、こういった差が先進国と途上国の間で起きるのでしょうか?

それには、先進国の生活習慣を原因とする、いくつかの理由があります。

 

 

先進国で肥満が多い原因

 

⑴ 加工食品が多い

⑵ 睡眠不足になりやすい

⑶ ストレスが多い

 

 

⑴ 加工食品が多いと食物繊維が不足して肥満になります

 

現代日本には加工食品があふれかえっています。

まず第一に、主食であるご飯が、玄米ではなく、真っ白に生成された白米です。

さらには小麦粉も、市場に流通しているのは、全粒粉ではなく、真っ白に生成されたものがほとんどです。

これは、生成されていない全粒粉よりも、真っ白に生成された小麦粉の方が、長期保存が効くからです。

商品として売る場合には、長期保存が効く方が有利ですから、企業は積極的に生成された白い小麦粉を売ることになりますね。

そうすると生成された白米や小麦粉には、ブラン(糠)が除かれていますから、食物繊維が含まれていませんね。

生成された白米や小麦粉は、栄養的には砂糖をなめているのと、対して変わりません。

また忙しい現代社会人は、野菜を食べる機会も減っているために、代わりに野菜ジュースを飲んでいます。

じつはこの野菜ジュースも、濃縮果汁還元という加工がされていますから、食物繊維などの栄養素が取り除かれています。

濃縮果汁還元された野菜ジュースは、単なる野菜風味ジュースであって、コーラなんかを飲んでいるのと、そんなに大差はないのですが、ヘルシーなイメージを大切にしている企業は、そんなことは決してバラしませんね。

 

大腸の腸内フローラに食物繊維(エサ)が足りないのが肥満の原因です

なぜ加工食品が増えて、食事の中から食物繊維が不足すると、肥満になりやすくなるのでしょう?

それは食物繊維が、私たちの大腸に住んでいる常在菌である腸内フローラ(腸内細菌)の餌になるからです。

私たちの大腸の中には、およそ100兆個~1000兆個の腸内細菌がすんでいて、腸内フローラと呼ばれるコロニーを形成しています。

私たちは、この腸内フローラの細菌と共生関係にあります。

私たちが食べた食事に含まれる、食物繊維などの栄養素は、私たちが自力では消化・吸収できません。

ですから、そのまま大腸で待つ腸内細菌のところに流れて行きます。

そして腸内細菌が、その食物繊維などを発酵分解して、自らのエネルギーを取り出すとともに、その副産物として、私たちの健康維持に必須の「短鎖脂肪酸」などの栄養素を、提供してくれるのです。

ですから腸内細菌がいなくなってしまうと、私たちは生きて行くことができなくなります。

私たちが原始的な生活を送っていた頃は、食事のほとんどは未加工の草の根や、木の実などであり、そのころの食物繊維の摂取量は1日に100~150g くらいあったと考えられています。

それに引き比べて、現代の私たちの食物繊維の摂取量は、1日に10g 程度と言われています。

もう以前の10分の1以下ですね。

ですから、あなたの大腸の中の腸内細菌は、飢えに苦しんで、絶滅寸前なのです。

そして腸内細菌が、餌がなくて飢えるとどうするかというと、私たちの脳に直接「メッセージ物質」を送りつけてきます。

そこには、こんなメッセージが書かれています『もっともっと食べて!』とね。

現代の私たちの、毎日の食事では、生成された炭水化物やタンパク質は、豊富に食べています。

ですから、私たち自身の身体への栄養は十分なのです。

ですが、私たちの大腸に住む「腸内細菌」への食物繊維が不足することで、私たちの脳に腸内細菌からのメッセージが送られるために、私たちは飢餓感を感じて、さらに食べすぎてしまうのです。

ですからダイエットのために食事を制限する場合には、まずは食事の食物繊維を増やし、大腸内の腸内細菌のコンディションを整えてから、ダイエットを始めなければなりません。

そして腸内細菌を、可愛がっているペットのように、しっかりと面倒を見て、元気に育てていかなくてはならないのです。

腸内細菌が、十分に育っていれば、余計なメッセージ物質が私たちの脳に届くことはありませんから、少しくらい食事のカロリーを削っても、空腹感を感じることはありません。

私たちの身体は、もともとが少しくらいのカロリー不足には耐えられるようにできています。

でも腸内細菌は、そうはいきません。

ですから「カロリーは削っても食骨繊維は削らないこと」が、飢餓感を感じない、辛くないダイエットの基本になります。

あなたの感じている、その辛い飢餓感は、実はあなた自身の感覚ではなく、あなたの大腸に住む「腸内細菌」の飢餓感だったのです。

あなたの大切なパートナーに、キチンとご飯をあげましょうね。

 

食物繊維の不足は万病のもと!

あなたが摂取する食物繊維が不足して、大腸内の腸内細菌が減ると、さまざまな問題が起こってきます。

先ほどもご説明しましたように、腸内細菌は、食物繊維を発酵分解して、「短鎖脂肪酸」などのさまざまな栄養素を、私たちに提供してくれます。

腸内細菌は、私たちが食べたものから、自らのエネルギーを作り出し、私たちに希少な栄養素を提供してくれる、まさに共生関係なのです。

そして、腸内細菌が提供してくれる、希少な栄養素を利用して、私たちは ① 免疫機能を調整し、② さまざまな神経伝達物質を作り、③ 神経細胞の材料を作る、などしています。

ですから腸内細菌が作り出す、希少栄養素が不足すると、私たちはアレルギーが悪化して、喘息や花粉症になったり、慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患にかかりやすくなります。

またセロトニンやメラトニンなどの、睡眠をコントロールする神経伝達物質が不足して、不眠症になったりもします。

子供の発達障害や自閉症も、食物繊維の不足による、腸内細菌の減少が原因ではないかと言われています。

食物繊維は、単に腸の中をキレイにしてくれるだけでは、なかったのです。

 

⑵ 睡眠不足が肥満を引き起こします

先ほど、腸内細菌が作り出す「短鎖脂肪酸」などの、希少栄養素が不足することで、セロトニンなどが脳内で不足して、不眠症になりやすくなるとご説明しました。

 

食物繊維が不足すると腸内細菌からの希少栄養素が不足して不眠になる!

加工食品ばかり食べて、食事から食物繊維を摂れなくなると、不眠症になるリスクが高まるわけですが、現代社会では、睡眠不足のリスクはそれだけではありません。

電子機器と24時間体制の灯りで眠らなくなる!

現代ではスマホは、ほぼ必需品となっていて、それがないと情報も得られないですし、買い物もできません。

スマホやタブレット端末は、インターネットに繋がるために必須のデバイスとなっています。

しかし24時間体制で、いつでも好きなときに検索し、ブログを読んだり、動画を見たりできるということは、いつ眠るかをしっかりと決めておかないと、キリがないと言うことです。

これがテレビであれば、時間が遅くなると、自然と番組が少なくなったり、ドラマが放映されなくなったりして、眠る時間が来たことが認識されます。

しかしインターネットの場合は、常に24時間同じように稼働していますから、時間の感覚が麻痺してしまいます。

そして24時間体制の灯りと、24時間体制のデジタル機器の画面からの光で、常に脳が刺激され続けて、眠るための準備ができなくなっているのです。

その結果、睡眠時間がドンドン削られていってしまいます。

 

睡眠不足になると糖分の摂取量が増えてしまいます

睡眠不足になると、私たちの脳への糖分の供給が少なくなってしまいます。

この糖分とは「グルコース」のことで、グルコースは脳の唯一のエネルギー源ですから、グルコースが不足すると、脳は判断力や思考能力の低下を起こしてしまいます。

それは脳にとっては、とても良くない状態ですので、なんとか脳に供給される「グルコース」を増やそうとします。

その結果として、体全体の血糖値を上げることで、脳への「グルコース」の供給を増やすために、脳は「甘いものを食べるよう」体に命令します。

その結果として、あなたは無意識のうちに、甘いものをパクパク食べてしまうのです。

それは、とてもいけない事なのですが、あなたは睡眠不足で判断力が低下していますから、ついつい甘いものを食べすぎてしまいます。

そして十分に糖分を摂取して、脳に「グルコース」が行き渡ったところで、判断力を取り戻して、ハッと気がつくのです。

その時には、もう遅いですけどね www

あなたにも、寝不足でお菓子をパクパク食べてしまった経験がありませんか?

 

⑶ 過度のストレスでも糖分の摂取が増えてしまいます

現代社会はストレスの多い社会ですね。

大量の情報が、物凄いスピードで、次々にやって来ます。

ですから、現代人の脳は、常にピリピリと活動して、ストレスを溜めて、過敏になっています。

そうやって脳にストレスを溜めていると、脳のエネルギーを増やそうとして、やはり甘いものをたくさん食べてしまいますね。

ですから、ストレスを溜めすぎないようにしないといけません。

しかし現代社会で、情報をシャットアウトして生きる訳にはいきません。

では、どうすればいいのかと言うと、脳の過敏性を抑制する方法があります。

 

食べる油の種類によって脳の活動性が変わります!

私たちの脳は、その約60%が脂質で作られています。

つまり、私たちの脳の60%は、油でできていると言う事ですね。

ですから、私たちが毎日どんな油を食べているかで、脳の性質が変わってくるのです。

では油にはどんな種類があるのでしょうか?

 

4種類の油の違いに注目

まず油は、牛や豚などの脂肪である「飽和脂肪酸」と、魚や植物から取れる「不飽和脂肪酸」に分けられます。

そして「不飽和脂肪酸」は、さらに「ω3脂肪酸」「ω6脂肪酸」「ω9脂肪酸」の3種類に分けられます。

それでは、それぞれの脂肪酸の特徴について、簡単に説明していきますね。

 

飽和脂肪酸

牛や豚の脂肪の油で、私たちの体内で、コレステロールになります。 常温で固体です。

 

ω3脂肪酸

α-リノレン酸と呼ばれ、私たちの体内で「EPA(エイコサペンタエン酸)」や「DHA(ドコサヘキサエン酸)」になります。

α-リノレン酸は、魚介類の油に多く含まれていて、特にノルウェーサバとマグロのトロに多く含まれています。

また植物性の油では、「えごま油」「しそ油」「亜麻仁油」に、α-リノレン酸が多く含まれています。

脳の材料として、EPA や DHA が多いと、脳は穏やかになり、記憶力が高まると言われています。

 

ω6脂肪酸

リノール酸と呼ばれ、私たちの体内で「アラキドン酸」になります。

リノール酸は、必須脂肪酸ですが、ほとんど全ての食品に含まれているため、普通に食事をとっていれば、不足することはありません。

サラダオイルや紅花油などは、このリノール酸が主成分です。

リノール酸が多すぎると、体内の「アラキドン酸」が増えすぎてしまいます。

脳の材料としてアラキドン酸が増えると、脳は過敏になり、イライラしてキレやすくなります。

 

ω9脂肪酸

オレイン酸と呼ばれる油で、体内で特に変化することなく、そのまま小腸から吸収され、コレステロールになります。

動物性の飽和脂肪酸と、とてもよく似た植物性の不飽和脂肪酸です。

最近、健康に良いと言われているオリーブオイルは、主成分がこの「オレイン酸」です。

 

脳に良い油の食べ方とは?

サラダオイルを食べない!

一般的なサラダオイルや紅花油などには、リノール酸が多く含まれていますから、サラダオイルを食べていると、リノール酸の過剰摂取になってしまいます。

リノール酸が過剰摂取になると、体内の「アラキドン酸」が増え、脳の材料に「アラキドン酸」が多く使われるようになり、イライラして切れやすい脳になります。

ですからサラダオイルを食べてはいけません。

 

魚を多く食べましょう!

魚介類の油は、α-リノレン酸ですから、体内でEPAやDHAになります。

このEPAやDHAが多い脳は、穏やかになり、記憶力が高まります。

ダイエットのために、イライラしない脳を作るためには、魚介類の油を食べましょう。

 

安物の油を使わない!

キャノーラ油やサラダオイル、オリーブオイルの安価なものは、化学的に薬品を使って油を絞っています。

この化学薬品を飛ばすために、最後に熱処理をするのですが、この時に熱に反応して、「トランス脂肪酸」が発生します。

また毒性の強い化学薬品も、油の中に残留していますので、これらの安物の油は、それ自体がダイオキシンのような環境ホルモンであると言えます。

決して安物の油を食べてはいけません。

ダイエット以前の問題として、健康を損なってしまいます。

 

まとめ

今回は、食事を制限しても飢餓感を感じない、辛くないダイエット方法について、解説してみました。

ポイントは、食事のカロリーではなく、食材の選び方で、特に加工食品を避け、食物繊維を多く摂るようにすることです。

また睡眠時間をキチンととって、空腹感を感じないように、体調を整えることが、とても重要になります。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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