植物性の油がそれほど安全でないという事実!
これまでサラダオイルなどの植物性の油はヘルシーで、健康に良いと教えられてきました。
それに対して、牛や豚の動物性の油であるラードは、コレステロールが高いため、動脈硬化などの原因となると考えられてきました。
しかし、最近の研究では、動物性の油から作られるコレステロールは、痛んだ血管を修復して、脳卒中や心筋梗塞などを防ぐために必須の栄養素だと分かってきたのです。
そしてサラダオイルなどの植物性の油に含まれるリノール酸は、体内でアラキドン酸に変化しますが、そのアラキドン酸が体内で過剰になることで、体内で炎症性物質が過剰に生成され、様々な問題を引き起こすことが分かってきています。
例えば、血液中の動物性の油から作られたコレステロールが、植物性の油のアラキドン酸から作られた炎症生物質によって酸化されることで、その酸化コレステロールを使って血管を修復して動脈硬化が進行するのです。
また植物性の油の中には、その油自体に人体に対して有害な作用を持つものが多く、動物性の油に比べて、植物性の油自体が危険性が高いという事もわかってきたのです。
キャノーラ油やパーム油など、最近になって食用に用いられてきた油は、ダイオキシンなどと同じ、環境ホルモンとしての有害作用を持っており、ガンや認知症の原因となっているのです。
日本人は、欧米に比べて、アルツハイマー型認知症が多いと言われています。
その原因のひとつとして、間違った油の摂取が挙げられています。
今回は、認知症の原因となる、間違った油の食べ方のお話です。
どうぞよろしくお願いします。
認知症には大きく分けて3タイプあります
認知症(いわゆるボケ)には、大きく分けて3つのタイプに分けられます。
それは以下のような分類になります。
⑴ 脳に老廃物が溜まって神経細胞が壊されるタイプ
⑵ 脳の血管が動脈硬化で詰まることで神経細胞が壊されるタイプ
⑶ 脳を使わないことで神経細胞が衰えるタイプ
認知症といっても、このように原因が違っているために、それぞれでボケ方が違いますし、症状の進行の仕方も違います。
それでは、これらの3つのタイプについて、もう少し詳しくご説明しますね。
⑴ 脳に老廃物が溜まって神経細胞が壊されるタイプ
- アルツハイマー型認知症
- レビー小体型認知症
脳が神経活動を行うと、それに伴って老廃物が発生します。
この老廃物には、さまざまな種類がありますが、特に有名なのがアルツハイマー型認知症の原因となる「β-アミロイド」と、レビー小体型認知症の原因となる「レビー小体」ですね。
あとは進行性核上性麻痺や大脳皮質基底核変性症などの原因となる「タオ蛋白」が有名ですね。
これらの「β-アミロイド」や「レビー小体」などの、 脳の神経活動の老廃物が、脳の中に過剰に溜まって行くことで、脳の神経細胞が破壊されて、認知症が進んでしまうのです。
そしてこの老廃物が脳に溜まる原因となっているのが、間違った油の摂取方法なのです。
⑵ 脳の血管が動脈硬化で詰まることで神経細胞が壊されるタイプ
血管に酸化されたコレステロールが溜まると、血管が動脈硬化を引き起こします。
脳の血管が動脈硬化すれば、脳卒中になりますし、心臓の血管が動脈硬化すれば、心筋梗塞になりますね。
また私たちの体の中には、さまざまな内臓がありますが、この内臓の血管が動脈硬化することで、内臓の機能が衰えて老化が進んでしまいます。
そして脳の小さな血管が、細かく詰まって行くことで、麻痺は起きないけれども、脳の機能が衰えていく場合があります。
これが脳血管性の認知症なのです。
そして、この脳の血管の動脈硬化の原因も、間違った油の食べ方にあることが分かってきています。
ではどういった油が危険なのでしょうか?
動物性の脂は食べても問題ありません!
これまでは動物性の脂はコレステロールが高いため、なるべく食べない方が良いと考えられてきましたね。
しかしコレステロールは、何らかの原因で傷ついた血管を修復するための材料で、コレステロールがないと血管の修復が出来ないのです。
ですから昔の農村では、コレステロールが低く、塩分の多い食事であったため、血管が薄く弱い上に高血圧なっていました。
そのために昔の農村では脳内出血で倒れる方が多かったのです。
それに対して、欧米では肉食が中心で、血管が丈夫であったために、脳内出血が少なく、反対に血管が詰まる心筋梗塞が多かったと言うわけです。
ですが、ただ単に動物性の脂を食べただけでは、動脈硬化にはなりません。
私たちの血管が動脈硬化になるためには、この動物性の油から作られたコレステロールを酸化させてから、血管の修復に使う必要があるのです。
そしてコレステロールを酸化させるのが、植物性のサラダオイルなどからできる、アラキドン酸なのです。
実は植物性の油は、私たち動物にとって、それほど安全ではないのです。
植物性の油の問題点
サラダオイルでのリノール酸の過剰摂取が問題です
日本人は、油といえばサラダオイルな状態になっています。
しかしサラダオイルの主成分であるリノール酸は、体内でアラキドン酸に変化します。
このアラキドン酸が体内で過剰になると、さらに過剰な炎症生物質を作り出します。
この炎症生物質が、コレステロールを酸化させて、血管の動脈硬化を進行させてしまうのです。
これまでLDLコレステロールが悪玉で、HDLコレステロールが善玉と習ってきたと思いますが、これは間違いです。
血管を修復するために、全身にコレステロールを運ぶのがLDLで、余ったコレステロールを回収するのがHDLなだけで、別にHDLがコレステロールを下げてくれたり、LDLがコレステロールを上げるわけでもありません。
LDLもHDLも、これらは単なるコレステロールを運ぶためのキャリアーなのです。
ですからコレステロールに善玉も悪玉もないのです。
あえて善玉・悪玉をつけるとすれば、血管を修復する動物性のコレステロールは善玉で、それを酸化させて動脈硬化を引き起こすサラダオイルのリノール酸が悪玉になりますね。
実はリノール酸は、ほとんど全ての食物に含まれているために、すぐに食べすぎて過剰摂取になってしまいます。
ですから、わざわざサラダオイルなどでリノール酸を積極的に食べてしまうと、すぐに体内のアラキドン酸が過剰になって、炎症生物質が暴れだしてしまうのです。
この炎症生物質は、発ガン性のリスクも高めますし、脳の神経細胞を刺激して、キレやすい状態にしてしまいます。
また脳の60%は油からできる脂肪酸が原料ですが、その脂肪酸がアラキドン酸が多くなると、キレやすくなり、アルツハイマー型などの認知症にもなりやすくなるのです。
リノール酸を多く含む、サラダオイル、紅花油、ひまわり油、コメ油などは、絶対に食べてはいけないのです。
安物の油はトランス脂肪酸のかたまりです
欧米の人たちは、サラダオイルを食べません。(びっくりした?)
代わりにオリーブオイルを食べていますね。
このオリーブオイルは、オレイン酸が主成分ですので、食べすぎてもアラキドン酸が増えることはありません。
オレイン酸は体内でコレステロールに変化するからです。
ですからオリーブオイルを摂りすぎると、太ります!
ですが動脈硬化が進行したり、アルツハイマー型認知症などにもなりません。
でもこのオリーブオイルにも問題が起きているのです。
それは最近のオリーブオイルの値段が、ドンドン安くなっていることと関係があるのです。
昔のオリーブオイルは、石臼で挽きながら、手間と時間をかけて油を絞っていました。
しかしそれでは効率が悪いので、最近では化学物質に浸して、オリーブの実から油を化学的に抽出するようになりました。
この化学物質には発ガン性があるため、油を絞った後には、熱を加えて化学物質を飛ばすのですが、この熱処理の時にトランス脂肪酸が作られます。
また発ガン性の化学物質も、完全には除去できずに、製品の中に残ってしまうのです。
よく「低温一番搾り」なんて、いかにも良さげな宣伝文句が付いているオリーブオイルがありますが、これは「化学抽出」をなんとなくヘルシーに聞こえるように言い換えているのです。
まあ悪質な印象操作ですね。
きちんと「機械絞り」と書いてある油でなければ食べてはいけません。
でも「機械絞り」は目の玉が飛び出るくらい高いですね。
キャノーラオイルとパーム油は環境ホルモンです
キャノーラオイルは、ヘルシーな植物性の油で、値段も安いですね。
ですからご自宅での揚げ物にはキャノーラオイルを使っている方が多いのではないでしょうか。
でもその油は危険です。
とても危険です。
キャノーラオイルは、本来は菜種油で、食用にはならなかったのです。
菜種油は江戸時代には行灯の油に使われていましたね。
どうして行灯の油かというと、食べると死ぬからです。
しかしカナダで毒性の低い菜種油の品種が開発され、それがキャノーラオイルと名付けられました。
でも毒性が低いといっても、完全に安全なわけではありません。
実際に動物実験では、キャノーラオイルにさまざまな問題が見つかっています。
例えばオスのラットをキャノーラオイルで育てると、男性ホルモンのテストステロンが減少し、精子の数が減っていました。
つまり、あなたがキャノーラオイルで揚げた天ぷらを食べて育った、あなたの息子さんは、将来大人になってチン子が小さくなってしまうのですwww
またキャノーラオイルで育てられたメスのラットが産んだ子供は、すべて短命で異常行動が目立っていました。
つまり、あなたのお子さんがキレやすいのは、あなたがずっとキャノーラオイルを食べて育ったからなのです。
今すぐにキッチンのキャノーラオイルを瓶ごと捨ててしまいましょう。
またパーム油も危険ですね。
レストランやコンビニの揚げ物は、ほとんどがこのパーム油で揚げています。
パーム油はアブラヤシの実から絞る油で、元々は石鹸の材料でした。
これも毒性が高い油です。
なぜ政府がこれを禁止しないのか、全く訳が分かりません。
キャノーラオイルもパーム油も、ダイオキシンと同じくらい危険な環境ホルモンなのです。
原材料に植物油脂と書いてあったら食べません
多くのお菓子には、ショートニングが使われています。
クッキーやケーキ、チョコレートなど、マーガリンやマヨネーズにもショートニングが使われています。
このショートニングの元になるのが、キャノーラオイルに水素添加して作った植物油脂です。
この植物油脂も、トランス脂肪酸と発ガン性の高いジハイドロ型ビタミンなどを含んでいます。
とても危険な食べ物です。
お菓子や食材を買うときに、原材料名を見て、「植物油脂」と書いてあったら、それはトランス脂肪酸と環境ホルモンですから、決して食べてはいけません。
まとめ
日本人には、アルツハイマー型などの認知症が多いと言われています。
この原因のひとつに、間違った油の食べ方があるのは、まず、間違いありません。
油の摂取は、今日明日にどうという変化はありません。
しかし長年の蓄積で、確実にあなたの脳を変化させて行きます。
将来の自分や子供たち、お孫さんを守るために、油の食べ方を見直してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。