リハビリ裏話

高齢者介護待ったなし! 移民問題をタブーにしてはいけない5つの理由!

 

はじめに

2025年には高齢者介護の問題が待ったなしになります。

現在の日本の65歳以上の高齢者は、人口の4分の1ですが、2025年には3分の1にまで増えていきます。

そして要介護高齢者を介護する人手は、30万人以上不足すると言われています。

そのために国はすでに、高齢者介護のために海外からの労働力を入れる手立てを始めています。

しかしそこには様々な問題が起こる潜在的な可能性が溢れているのです。

今回は少し日本の移民問題について、高齢者介護の視点も含めながら考えてみたいと思います。

 

日本の移民政策に対する潜在的な5つの問題点について!

 

⑴ 文化と価値観の違いをどうするか?

現在、日本は世界でも有数の経済大国です。

確かに、現在の高齢者の方々が子供の頃には、日本は戦後の復興期にあり、貧しい時代も経験していますが、現在の日本はとにかく景気がどうこうと言っても、豊かな国になりました。

そして経済の発展に伴い、日本人の考え方も随分と変わってきていると思うのです。

たとえば嗜好品の好みだけをとってみても、ベトナムなどのアセアン諸国の人と、日本人の好みは随分違っているように感じます。

和菓子などを食べて分かるように、昔は日本人も随分と甘いものを食べていました。

でも最近の日本人の嗜好は「甘さ控え目」ですよね。

そして若い人の好みと、お年寄りの好みも違っています。

でも同じ日本人同士であれば、なんとなくのレベルですけど、その年代のお年寄りが好きそうなお菓子が分かったりします。

自分のお爺ちゃんやお婆ちゃんが、それを喜んで食べている姿を見ているからです。

でもアセアンでは、いまだにもの凄く甘いお菓子が主流で、あちらで人気なのは、甘いシロップ漬けにされたドーナツみたいな食べ物だったりします。

こんなことは、ほんの少しの違いかもしれません。

でもこれは日本人が、甘さで疲労や空腹を誤魔化す必要がないくらい、豊かな食生活を確立している証拠です。

そしてアセアンでは、まだそこまでの食文化にはなっていないのです。

甘さに対する嗜好の違い、その違いは実は奥が深い、相互の違いを表しているような気がします。

 

また家族のあり方についても、日本とアセアンなどでは、かなり違ってきているように思います。

たとえば、アセアンから介護の仕事をするために日本にきているのは、言わば短期の出稼ぎ労働者です。(実習生制度を拡大して来ています)

なので数年日本で介護の仕事をしたら、母国に帰ることになります。

それがどういうことかと言うと、彼らは国にいる家族のために、ある意味犠牲になって、日本で頑張っているのです。

国のお爺ちゃんやお婆ちゃんのために、彼らは日本の高齢者の前にいるのです。

それに対して、もし日本の若者が、海外に働きに行くとしたら、それはどんな目的でしょう?

おそらくは自分に何か夢や目的があって、それを叶えるためでしょう。

そしてそれを家族は応援していると言うわけです。

高齢者の年金制度が未発達の、自分の国のお爺ちゃんお婆ちゃんのために、日本にきて短期の出稼ぎをしている彼らと、孫の夢を応援しながら、日本の福祉制度で介護を受けている、日本の高齢者の間に、相互理解と信頼は生まれるのでしょうか?

 

おそらくこれが、日本に永住するために、家族を連れてきた移民の方であれば、もう少しは話が違うのかもしれません。

彼らは日本に馴染もうとして、日本を理解しようとするでしょう。

そしていずれは日本人になることを目指してくれると思います。

ずっと日本に骨を埋める覚悟の人と、一次的な出稼ぎ労働者。

この違いは結構大きいと思います。

 

これまで実習生制度で日本にきていたのは、工場での組み立てラインとか、建設現場で働く人たちでした。

それが施設の中でとはいえ、心の問題がとても大きな、高齢者介護を行うのです。

今でも低賃金と人手不足で、高齢者介護の現場では、それに適さない人材が増えてきており、様々な問題が起きています。

(暴力とか、殺人とか、虐待とか)

もともと人に優しくする仕事に向かないが、仕方なくそこにいる日本人と、お金を稼ぐために、言葉も満足に喋れないのに日本にきた外国人とのコンビは、本当に大丈夫なのでしょうか?

まあ全てがそうだとは言いませんが、その確率は高まってきているように思います。

 

⑵ GDPや国民の収入などの経済問題をどうするか?

移民を受け入れるのは、人手が足りないのも理由のひとつですが、「賃金が安い」ことも大きな理由になります。

高齢者施設の運営には、多くの人手が必要になります。

ですからこれらの施設では、人件費が運営費用の多くを占めています。

この人件費は、ある程度は経験によって増加していきます。

ですから経験豊富な職員を増やして、サービスの質を高めようとすると、人件費はドンドン高くなります。

それに対して、入ってくる収入は、ほとんど常に一定です。

それはほとんどの施設が、国の定めた基準で運営しているために、頑張って良いサービスをしたら、収入が増えるなんてことがないからです。

 

たとえば病院のリハビリテーションセンターには、若いセラピストしか居ませんね。

これはどうしてかと言うと、若いセラピストの方が、給与が低くて済むからです。

ベテランのセラピストの方が、ケアの技術は高いのですが、稼げる保険点数は若手と一緒ですから、病院では経営のためには、なるべく安いほうがいいのです。

 

ですから介護施設で外国人の労働者を受け入れる理由は、人件費の削減です。

しかしこの人件費の削減には、副産物としての問題点があります。

確かに施設の経営は改善するのですが、その分本来の日本人の雇用が減ります。

失われた日本人の雇用は、その外国人よりはやや高い給与ですから、何が起こるかと言うと、内需のための市場の購買力が低下することになります。

それに外国人の彼らが稼いだ金は、本国の家族への送金になります。

日本国内で使われることはありません。

ですから単純に考えると、そのままでは日本の市場経済は小さくなってしまいます。

 

実は米国のトランプ大統領が行なっているのが、この自国の市場経済を復活させると言う試みです。

現在の多国籍企業のお金の稼ぎ方は、人件費の安い途上国の工場で安く物を作り、それを物価の高い先進国で売ると言うスタイルです。

これだと確かに企業は儲かるのですが、工場を失った先進国の労働者は失業しますから、徐々に先進国の市場の購買力が低下していきます。

現在のグローバル経済は、先進国の市場経済を食いつぶしながら、多国籍企業が成長していっています。

ですから今のままでは、先進国は徐々に衰退していくことになります。

これに対抗しているのが、トランプ大統領です。

つまり「アメリカで物を売りたかったら、アメリカでそれを作れ」と言うわけです。

そのためにトランプ大統領は、途上国からの輸入品にガンガン関税をかけ始めていますね。

それが将来的に正しいのか、また効果があるのかは、まだ誰にも分かりません。

 

しかし日本の実習生制度も、安い労働者の輸入です。

それによって政府は、国内の中小企業を守っているのです。

労働と雇用に対して、この方法で良いのか、それとも他に何かアイデアがあるのか。

真剣に考えていかなければなりません。

まあいずれにせよ、このような単純労働は、いずれはロボットがやるようになりますね。

そうなると私たちの働き方も、大きく変わっていくでしょう。

 

スェーデンの政府が、将来の人工知能による産業革命に対して、歓迎すると言っています。

必要なくなった単純労働に対して、もっと生産性の高い仕事に就けるように、国民の教育を行っていくとのことです。

案外これが正しい方向なのかもしれません。

私たちも単純な介護労働よりも、より付加価値の高い仕事に移ることを模索しなければなりません。

 

⑶ 若者が減ることによる社会の硬直化をどう防ぐか?

さて移民が不可避な理由に、社会の硬直化が挙げられます。

どうしてかと言うと、年寄りは頑固で、行動力が落ちてきていて、将来の発展性がないからです。

まあ酷い言い方をして申し訳ないのですが、これは事実です。

高齢者は、新しいテクノロジーを拒否して、昔からのやり方に固執し、自分の寿命が短いから、未来の社会に興味がないのです。

 

高齢者は、現金で買い物をし、新聞やテレビだけが情報源で、コンピューターを使いません。

新しいファッションにも興味がないですし、新車も買いません。

それでは社会や経済に、変革が起こらないですし、消費も伸び悩みます。

高齢者は、いつの時代も変革のブレーキになるのです。

 

ですからこのまま高齢者が増えていって、高齢者がすみやすい国になっていくと、それは古臭くて、将来の変化や発展に乏しい、硬直化した社会になっています。

ですからお年寄りが住みやすい世の中、正しいと思う世の中では、ダメなのです。

お年寄りが、「こんな世の中になってしまって世も末だ」と嘆いているような世の中でないと、将来の発展がないのです。

私も変革を嫌う、保守的な年寄りです。

ですが私たちが顔をしかめるくらい、ギラギラした若者が、好きかってやるくらいでないと駄目なのだと思います。

 

最近の話題では、沖縄の名護市長選が良い例ですね。

今回の名護市長選では、沖縄の海兵隊基地の辺野古移転の問題が絡んでいましたから、いわゆるオール沖縄の翁長県知事としては、負けられない戦いでした。

しかし結果は、翁長県知事派の現職である稲嶺氏は、安倍首相の応援する渡具知氏に惨敗してしまいました。

この時の選挙の年代別の投票結果が、とても面白いのです。

20代から50代までの各世代は、60%以上が安倍首相派の渡具知氏に投票しています。

そして60代から90代は、60%以上が翁長県知事派の稲嶺氏に投票しています。

50代と60代を境にして、キッチリとオセロのようにひっくり返るのです。

以下にその沖縄名護市長選のグラフを示します。

本当にパックリ別れていますね。

この結果に対して、作家の百田尚樹氏が面白い見解を示しています。

つまりこのまるで別の国の人が投票したような、世代間の意見の対立は、情報源が「テレビ+ラジオ」だけの高齢者と、「テレビ+ラジオ+ネット」での情報収集が可能な若い世代の、情報量の差によるものだと言うことです。

百田氏インタビュー

 

どうですか?

今回の名護市長選の結果に、あなたは「こりゃあ世も末だ」と感じていませんか?

まあほとんどの方は、「興味ない」なのでしょうけどね。

 

アセアン諸国はとても若い国です。

たとえばベトナムなどは、国民の平均年齢が20代後半ぐらいです。

もう若い人ばかりです。

私がボストンで研修していた時、ボストンは大学だらけの街で、町の平均年齢が27歳ぐらいでした。

もうそれは10代の若者だらけで、ものすごい熱気と活気に溢れています。

おそらくはベトナムなどのアセアンの活気も、あんな感じなのでしょうね。

それに対して、最近の日本国の落ち着いた雰囲気ときたら、これならお年寄りも安心して暮らせますね www。

このままでは将来はベトナムに負けてしまいます。

将来の日本のためには、なんとかして出生率を高めたり、キチンとした移民をどうするかの議論は避けては通れないのです。

 

⑷ 根本的な移民制度をどうするか?

世界中の人々は、数えきれないほどの民族に分かれています。

その中には、一つの国の中で、多くの民族が共存している場合もありますし、ほぼ単一の民族で構成されている国もあります。

その中には、ユダヤ人とキリスト教徒みたいな、かつては虐殺し合うような関係であっても、現在は共存できている関係もあれば、ユダヤ人とパレスチナ人みたいに、いま現在において、虐殺に近いような惨劇が行われている関係もあります。

最近ではイスラム国を滅ぼした後で、イスラム国を倒したクルド人が、シリア国内でイスラム国を制圧した後の地域で、独立を宣言して紛争になったりしています。

私もイスラム国との戦争に関するニュースで、「イスラム国の拠点をクルド人部隊が制圧しました」と聞く度に、「なんじゃそりゃ、シリア政府軍じゃないのかよ」と思っていました。

実はクルド人は、中東を中心に2000万人ほどいる、国を失った流浪の民なのだそうです。

2000万人といえば、北朝鮮の人口とほとんど同じです。

まさに中東版ユダヤ人ですね。

イスラム国が崩壊した後で、傭兵として雇われていたクルド人部隊が、その地域を占拠してしまい、今度はシリア政府軍とクルド人部隊が戦争しています。

ようするに大昔に国を失った流浪の民が、スキあらばどさくさ紛れに、よその国の領土をかすめて、建国しようとしている様なのです。

最近では、クルド人の女性兵士を、シリアだかトルコだかの兵士が、集団でレイプした後、殺して遺体を切り刻んで辱めたとかで、ますます感情と話がこじれています。

クルド人女性兵士の遺体への陵辱のシーンがあります。 かなりドギツイ画像ですので、嫌な方はご覧にならないようにお願い申し上げます。

 

EU諸国でも、難民として受け入れたアラブ諸国のイスラム教徒が、テロを行ったり暴動を起こしたり、いろいろ問題になっています。

移民を連れて来て、自分たちが嫌な事をやらせようとしたら、自分たちに嫌な事をやりだした、なんて笑えないですね。

まあそれまで砂漠でラクダに跨っていた人たちが、フランスにきたからといって、いきなりパリのエスプリを身につけて、「コマンタレぶ」なんて言うはずもないのです。

それに長年、十字軍などで殺しあってきた、キリスト教徒とイスラム教徒を混ぜたら、そりゃあ危険ですよね。

でもアメリカに留学して感じたのですが、彼らキリスト教徒は、キリストの教えを説けば、みんな感動して私たちの博愛に従うと思い込んでいる節があるのです。

多神教の日本人の私としては、「なんかキリスト教徒ってバカだなあ」なんて思っていたのですが。

現在のEUを見ていると、「それ見たことか」と思わざるをえませんね。

 

実は日本にも、在日韓国・朝鮮人の方がおられます。

これまでは、なんとなく在日の方のことを語るのはタブーみたいな雰囲気が、世間にはありました。

でもこれからは、日本も世界に広く門戸を開いていかなければなりません。

ですから移民や、多民族の問題について、タブーを作らず、どのような人々を仲間に受け入れていくのか?

どうやって共存していくのかについて、しっかりと議論していかなければならないと思うのです。

 

クルド人女性兵士に起きたことが、我々の子供や孫に起こらないように、しっかりと方向性を定めなければいけないと感じます。

感情的な対立ではなく、うやむやななし崩しでもなく、計画的かつ戦略的な方向づけが必要になります。

 

⑸ 日本の国の形をどうするか?

最後に、日本は多神教国家で、八百万の神があちこちにいて、国民は比較的に正直で、誠実であると考えられています。

絶対的な一神教の、その他の先進国とはメンテリティが、かなり違います。

日本人は、努力家で、我慢強く、平和主義です。

 

日本軍が太平洋戦争で、残虐で非道であった、なんていうのは、戦勝国である米国のプロパガンダであり、情報操作です。

戦争とは、本来どちらも残虐で非道になります。

日本軍だけが非道で残虐で、米国の軍は正義の軍隊だったなんて、そんなことある訳ないですよね。

現に、ベトナム戦争では、米国の同盟軍であった韓国軍が、現地の住民を村ごと襲って、レイプや略奪を行っています。

その時にレイプによって生まれた子供、ライダイハン(ライは混血、ダイハンは韓国という意味です)は、ベトナムに二万人ぐらい居るそうです。

従軍慰安婦問題で、日本を責めている韓国だって、ベトナムでは非道の限りを尽くしているのです。

 

日本の歴史は、日本の文化は、日本人は、世界に誇れるものだと思います。

この日本をどのように守っていくのか、そしてどの様に変えていくのか?

とても大切な岐路にさしかかっていると思います。

まるで明治維新の直前の江戸の様に、私たちには、これから様々な変革の波が押し寄せてくる様です。

目に見える黒船は来ていませんが、目に見えない黒船は、もうすぐそこまでやって来ている様に感じます。

これから日本を、お年寄りも、若者も、外国からの移民も、希望を持って進んでいける国になるといいなと思います。

 

まとめ

今回は、高齢者介護と移民の問題について、かなり脱線しながら書いてみました。

けっこうドギツイ言い方をしていますが、ご容赦くださいね。

炎上は勘弁してね!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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