はじめに
マグネシウムは抗ストレス作用のあるミネラル成分です。
しかしマグネシウムの働きはコレだけではありません。
マグネシウムは
⑴ 血糖値を調節する
⑵ 血流をスムースにする
⑶ 血圧を適正に調節する
⑷ 筋肉の緊張を和らげる
⑸ 痛みを鎮める
⑹ 神経の高ぶりをおさえる
などの機能がテンコ盛りにあります。
とても重要なミネラルですね。
そしてコレらの働きは、私たちの睡眠を快適にするためにも、不可欠な作用なのです。
しかしマグネシウムは、私たちの体内で、とても不足しがちです。
そしてマグネシウムが不足することで、死期が早まる確率が2倍になると言われています。
先進国で暮らしている人の、80%以上、ほとんどの人が、このマグネシウムの不足に苦しんでいるそうです。
そう考えると、コレを読んでいるあなたも、おそらくはマグネシウムが足りていないことでしょう。
今回はこのマグネシウムに関して、その効果と適切な摂取方法について解説したいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
サプリメントは本当に健康に良いのか?
最近は、健康のためにサプリメントを利用する方も多いと思います。
しかし私たちの身体に必須の栄養素をサプリメントで摂ることは、賛否が分かれています。
たとえばニンジンを食べることは、身体に良いことは当たり前ですよね。
そしてニンジンには、β-カロテンと呼ばれる栄養素が豊富に含まれています。
このβ-カロテンを補給するために、β-カロテンのサプリメントを服用すると、どうなるでしょう?
実はβ-カロテンのサプリメントを服用していると、発ガン性のリスクが高まることが分かっています。
しかしニンジンを食べても、発ガン性はありません。
つまり食材から、特定の栄養素を取り出して、サプリメントとして服用することには、リスクがあると言うことです。
これにはもしかすると「腸内フローラ(マイクロバイオータ)」の働きも関係しているかもしれません。
つまり本来はニンジン丸ごと食べて、食物繊維と一緒に、マイクロバイオータが発酵・分解することで、β-カロテンも有効な成分に変換されていたものが、サプリで摂取することで、簡単に小腸で吸収できてしまい、それが逆に身体に悪い影響を与えているとかです。
これはあくまでも私の想像のひとつにすぎませんが。
しかしβ-カロテンをサプリで摂取すると、発ガン性が高まるのは事実です。
他にもトマトのリコピンなど、サプリで摂取しても健康になれない栄養素はたくさんあります。
ではマグネシウムはどうでしょうか?
マグネシウムが睡眠に与える影響について!
マグネシウムは、利用範囲が広い、万能なミネラルなために、私たちの身体の中で、常に不足しています。
そしてマグネシウムを増やせれば、身体が抱えているストレスは軽くなり、睡眠の質も向上することが分かっています。
これはマグネシウムによる以下のような効果があるからです。
⑴ 血糖値を調節する
⑵ 血流をスムースにする
⑶ 血圧を適正に調節する
⑷ 筋肉の緊張を和らげる
⑸ 痛みを鎮める
⑹ 神経の高ぶりを抑る
マグネシウムは、あなたの身体の中の、300以上の酵素反応に関係しています。
あなたの身体の中の、骨・筋肉・脳などを中心に、身体のあらゆる組織で利用されています。
マグネシウムは、あなたの細胞がエネルギーを生み出すために必須です。
細胞の膜組織を安定させ、筋肉の緊張をほぐすためにも、マグネシウムが使われています。
ですからマグネシウムが不足すると、体内で様々な問題を引き起こしてしまいます。
そしてマグネシウムが不足すると、「慢性的な睡眠不足」におちいることが分かっています。
なので今すぐにでも、マグネシウムの不足を補う必要があるのです。
食べ物からマグネシウムを摂るのは大変です!
現代のストレス社会では、それを解消するための、あなたの体内での、マグネシウムの消費量も上がっていることが予想されます。
そのために積極的にマグネシウムを摂ることが大切になります。
マグネシウムは、葉野菜、カボチャの種、ゴマなどに多く含まれています。
またスーパーフードと言われている「スピルリナ」やナッツ類にも含まれています。
しかしここで大きな問題があります。
食物に含まれる、マグネシウムの大部分は、消化吸収の過程で失われてしまうというのです。
なのでこれらの食品を大量に食べないとなりません。
またサプリで口から補おうとしても、大量のマグネシウムサプリを飲む必要があるのです。
これではお腹を壊してしまいます。
マグネシウムは皮膚に塗る!
最近は皮膚に貼る薬が増えてきました。
昔は皮膚に貼る薬は、打ち身に貼る湿布くらいでしたが、最近では喘息の気管支拡張薬や、心臓の薬、はてはパーキンソン病の薬も皮膚に貼っていますね。
これは皮膚に貼ることで、皮膚から時間をかけて、薬を吸収することで、常に安定的に薬の効果を期待できるからです。
また消化の過程で分解されることもありません。
なぜなら薬は、皮膚から直接に血管に入って行くからです。
これをマグネシウムに応用することができるのです。
つまり「体内のマグネシウムレベルを安定的・効率的に高める」ためには『マグネシウムを皮膚に塗る』のが一番良いのです。
最近では「マグネシウム・スプレー」が出来ていますので、これを寝る前に、皮膚に塗るのが一番手っ取り早い方法になります。
アマゾンや楽天で検索していただくと、これらの「マグネシウム・スプレー」が見つかります。
ただし中には、水に溶かして飲むタイプのものもありますから、注意してくださいね。
マグネシウムを塗る場所
マグネシウムは寝る前に、次の場所に塗るのが良いでしょう。
⑴ 痛みを感じる筋肉の上の皮膚
⑵ 胸の中心(心臓に近い場所)
⑶ 首筋や肩(ストレスが溜まりやすい場所)
エプソムソルトの入浴剤
入浴剤に「エプソムソルト」を使うのも良いでしょう。
「エプソムソルト」は硫酸マグネシウムが主成分なので、これでもある程度は、皮膚からのマグネシウムの吸収が期待できます。
純度の高い「マグネシウム・スプレー」よりは劣りますが、簡単に利用できるのはメリットですね。
マグネシウムは特殊なミネラルなので、食事から十分な量を摂取するのは、とても大変です。
またマグネシウムを摂取するために、偏った食事を摂ることは、健康全体を見渡した場合、あまり良い方法とは思えません。
またマグネシウムは消化吸収の過程で、そのほとんどが失われてしまうため、口からの摂取では限界があります。
しかし現代のストレス社会では、私たちの体内での、マグネシウムの消費量は増えてしまっています。
それに対して、マグネシウムを皮膚に塗る方法は、現在のところ、一番効果的なマグネシウムの摂取方法であると思われます。
ストレスが溜まって眠れないと感じている場合、このマグネシウムに気をつけてみると良いかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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