リハビリ裏話

家庭用の調理ロボットから考える未来のリハビリテーション!

 

はじめに

最近の様々な分野での技術革新は、すごい勢いで進んでいますね。

特にAI(人工知能)やロボットの分野では、ものすごい進歩が起きているらしいのです。

これまでのインターネットの登場によって、現在はマスメディアの崩壊(テレビや新聞の衰退)や、紙媒体の衰退が起きて来ています。

また金融の世界でも、『ブロックチェーン』という現象が起こっています。

このブロックチェーンとはどんなものかと言うと、金融の世界において「暗号化・分散化されたデータによって個人や企業の信用が担保される」と言うものです。

つまりこれまでは銀行などの金融機関が取引履歴を管理していましたが、それがウェブ上の『暗号通貨』のやり取りの記録で信用が担保される様になると言うことらしいのです。

そうなると、あらゆる金銭取引で、銀行やクレジットカード会社を介する必要がなくなります。

ですから金融取引での手数料も必要なくなります。

現在のブロックチェーンを使った暗号通貨と言えば「ビットコイン」が有名ですね。

まあビットコインは、単なるバブルですから、いずれは弾け飛んで、大量の犠牲者を出して終わるでしょう。

昔の日本の土地バブルや、オランダのチューリップ球根バブルみたいなものですね。

でも本格的な「暗号通貨」の時代になれば、紙のお金は淘汰されて行くと考えられています。

「暗号通貨」によれば、国をまたいでも、その「暗号通貨」がそのまま使えますから、「為替レート」も関係なくなります。

自分が使っている「暗号通貨」が世界中どこでも、そのまま使える様になるのです。

そうなるとあなたがインターネット上でお店をやっていたとすれば、これからは世界中の人がお客さんになりますね。

どんな世界になるのか、想像もつきません。

 

私たちの身の回りで起こりそうなイノベーション

最近ユーチューブを見ていて、こんな動画を発見しました。

これは一般の家庭で料理を作ってくれるロボットです。

このロボットに料理をしてもらうには、タブレット端末のアプリケーションで、好きな料理を選ぶと、あとはこのロボットが料理をしてくれます。

ロボットが作る料理は、一流のシェフが考え出した、かなりレベルの高いものらしいです。

随分と便利なシステムですね。

ちなみにこのロボットは、まだ発売はされていないのですが、将来的には販売される予定で、販売見込み価格は850万円だそうです。

少しお金に余裕のある方なら、飛びつきそうな値段ですね。

なるべく早く廉価版が普及することを願います。

これからは古いキッチンをリノベーションするときに、アイランドキッチンにするのではなく、こんなガラス張りのショーケースみたいなキッチンになるかもしれませんね。

このショーケースみたいなキッチンを見ていると、手打ちそばの実演をしてくれる蕎麦屋さんを思い出します。

ショーケースの中のレールを行ったり来たりする、ハンガーから両手が生えているみたいなロボットは、なかなか見応えがある、それ自体がエンターテイメントですね。

でも私はこのロボットを見ていて、ふっと思ったのですが、おそらく将来的には、このキッチンの天井のレールは、家中の天井を這い回ることになるのではないでしょうか?

このロボットが、キッチンで料理を作れるのなら、洗濯物もたためるはずですし、テーブルに雑巾をかけることも出来るはずです。

家事のほとんどをロボットがこなせる事になります。

そうなると世の中はどうなるでしょう?

 

未来の家族の形!

まずは男性は家事をやってもらうために結婚する必要がなくなりますね。

そして女性は、家事をやるために仕事を諦める必要がなくなります。

男女共に結婚生活に対するインセンティブが大きく低下してしまうので、ますます結婚が少なくなって、独身の男女が増えるでしょうね。

そうなると心配なのは、出産する女性が減る事ですが、これはフランスで行なっている対策が効果的だと思います。

フランスでは、「事実婚」が増えており、実際には籍を入れていない夫婦がたくさん居るそうです。

これは実はフランスの養育費の仕組みが、出産する女性にとても有利な制度になっているためなのです。

フランスでは、未婚の女性が出産すると、国が養育費を支給します。

そして父親に当たる男性からは、国が直接、養育費を取り立てるので、女性は安心して子供を産んで育てることが出来るのです。

また相手の男性に養育費を負担する能力がない場合は、国が税金で補助するそうです。

これなら女性は安心して、シングルのまま子供を産むことができますね。

まさに「産んだもの勝ち」です。

おそらくは将来的には日本でも、少子高齢化対策で、似たような制度を取り入れるでしょうから、結婚しない、同棲しない男女が、別居したままで子供を育てるようになるでしょう。

21世紀の後半には、家族の形も大きく変化してきそうですね。

 

未来の介護とリハビリテーションはどうなるか?

家族の形が大きく変わってくると、気になるのは将来の介護の問題になります。

例えば男性が年を取ってから、その人生の中で、いちども同居したことがない子供に、介護をしてもらうわけにはいきません。

やはりココでも、先ほどのロボットが登場する可能性が高いですね。

家事ロボットを有効活用した、新しい介護方法が生まれてくるのでしょうね。

 

料理人はいなくなるけど料理評論家は増える!

料理ロボットが普及すると、当然のことですが料理人は必要なくなります。

しかし料理人は必要なくなっても、料理評論家の需要は高まるのだそうです。

何故ならば、自分で作らなくなると、今度は「何を食べれば良いのか?」が大きな問題になるからです。

ロボットがどんな難しい料理でも、チャッチャと作る様になると、今度は「何を食べるか」がとても重要になります。

最近は医学の分野でも「腸内フローラ」などの研究も進んで来ています。

どんな腸内フローラを育てるかで、脳卒中や心臓病を予防したり出来る可能性があります。

またパーキンソン病などの神経難病や、うつ病などの神経疾患にも、腸内フローラが影響を与えている可能性も言われています。

私たち人間も、もともとはミミズみたいな「腔腸動物」から進化しています。

ですから腸の中の環境が、脳や身体の様々なところに影響を与えているのです。

また食事がアンチエイジングに影響を与える可能性もありますよね。

これまでは、どんなに身体に良いと思っても、「自分で作るのは大変」でしたが、これからはロボットがやってくれます。

ですから「どんな物をどんな風に食べれば良いのか」が、とても大切なことになります。

きっと「なんとか先生の健康レシピ」みたいな献立に従って、ロボットがせっせと食事を作る時代が、もうすぐそこまで来ている気がします。

 

リハビリテーションも変わるかも!

もしこの家庭用調理ロボットが、在宅リハビリテーションに応用できる様になれば、それは大変な革命を起こしますね。

全国にいるカリスマセラピストのプログラムを、遠隔操作で実行できますから、ネットで腕利きのセラピストを探して、そのリハビリプログラムを買って、自分でリハビリを進めるなんてことができる様になるかもしれません。

そうなったら、一部のカリスマセラピスト以外は、失業してしまいますね。

こりゃ大変だ!

とにかくこれからの未来が、ますます何が起こるか分からなくなって来ているのは確かなことですね。

日本の未来が、皆様にとって明るい未来であることを願うばかりです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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