私の電子書籍として、ようやく2巻目が出版です。
脳卒中ニューロリハビリ アプローチ方法の基礎
定価500円(画像をクリックするとAmazonの販売画面に移動します)
1巻目の『脳卒中片麻痺のぶん回し歩行を治すためのニューロリハビリ簡単自主トレーニングが出版されてから、9ヶ月目にして、ようやく2巻目を出すことが出来ました。
じつは2巻目としては、手の脳卒中ニューロリハビリテーションを扱ったものを、ほぼ完成まできていたのです。
ですが、やはり「手のリハビリ」を出す前に、脳卒中ニューロリハビリの基礎的な概念と全体像が分かるものが、必要だと考えました。
ですから、今回は脳卒中ニューロリハビリの基礎的な考え方や、全体像が分かりやすくまとめてあります。
じつは、今回の本の構想中に、かなり私個人の医学的知識や経験もアップグレードされました。
その結果として、今回のテキストの内容は、単にニューロリハビリの手技や技術的な解説にとどまらず、脳神経の回復を、より効果的に促すための、食事方法や睡眠方法、生活習慣や日々の運動など、幅広く解説しています。
たとえば健康なヒトの場合でも、食事方法や睡眠方法を正しく変えるだけで、まるで脳を新しく移植し治した様に感じるくらいに、頭がスッキリして、すべての作業効率が改善します。
気分的にも、イライラや落ち込みが少なくなり、健康的な生活が送りやすくなります。
たとえば筋肉がガチガチにこっているのに、そこで無理して筋トレはしませんよね。
まずはマッサージを受けて、筋肉のコンディションを整えてから、初めてトレーニングを行います。
同じ様に、脳神経の場合も、質的にも時間的にも、十分な睡眠をとって、脳神経のコンディションを整えた上で、神経回復のニューロリハビリアプローチを行う必要があるのです。
また食事についても、脳卒中で倒れた後は、消化機能も弱りやすいため、どうしても消化の良い病人食的な食事になりがちです。
しかし近年の「腸内フローラ」と呼ばれる、腸内細菌の研究によって、私たちの大腸に住む「腸内細菌」が、私たちの脳の神経再生や、神経活動に欠かせない、貴重な栄養素を作り出しているコトが分かってきています。
ですから脳の神経細胞を再生させようとする場合、大腸に住む「腸内細菌」のエサとなる様な、食材を積極的に摂取する必要があるのです。
また本題である、脳の神経機能の回復についても、脳卒中片麻痺の場合には、単に手足を動かすための神経機能の回復だけでなく、正しく運動を制御するための、運動制御機能の回復アプローチも重要になっています。
つまり脳卒中片麻痺の場合には、単に麻痺側の手足が、こわばって動かせないだけでなく、動作自体を正しく選択して、上手に制御できなくなっているのです。
今回のテキストでは、これらの問題に対するアプローチ方法についても、幅広く解説を試みています。
今後、脳卒中ニューロリハビリはシリーズとして、様々な問題に個別に対応するアプローチ方法を、続々出版する予定です。
これらのテキストを、より理解しやすくするための、基本の1冊として、まずは本書をお手にとって、読んでみていただければと思います。
自分の病気のことを、よく知らずして、麻痺の回復は望めません。
まずは基礎的な知識を固めていきましょう。
どうぞよろしくお願いします。
PS.
ちなみに「手のリハビリ」のテキストについては、ほぼ完成していますので、今月中には出版できると思います。
お待たせしていた方には、本当に申し訳ありませんでした。
筆者の都合で、出版を遅らせてしまったこと、心からお詫び申し上げます。
定価500円(画像をクリックするとAmazonの販売画面に移動します)
第1巻目の『脳卒中のぶん回し歩行を治すためのニューロリハビリ簡単自主トレーニング』もよろしくお願いします!