江戸時代には貧しい農民は痩せ細りお代官様は太っていました
時代劇を見ていると、越後屋から小判を受け取っているお代官様は、大抵がブクブクと太っていますよね。
大体が恰幅が良くて貫禄があります。
それに対して、お代官様から色々と難癖をつけられて、いじめられている善良なお百姓さんは、みんな大抵が痩せています。
実際にはどうかはわかりませんが、これが今までの典型的なイメージですね。
つまり支配層の搾取する側は、食べ物が豊富でブクブクと太っていて、搾取される側の農民は、自分たちで食べ物を作っているにもかかわらず、貧しい食事で痩せているイメージです。
これまでの昔からの支配者と平民の関係は、こんな感じでしたよね。
現代社会では支配層はスタイルが良く搾取される側はブクブク太っています
でも現代を描いたテレビドラマを見てみるとどうでしょうか?
豪邸に住んでいるセレブな奥様は、みんなスタイル抜群です。
またそのご主人も、ほとんどは鍛えられてカッチリした体格を保っていますね。
それに対して、安いアパートに住んでいる貧乏人のお母ちゃんは、ブクブクに太っています。
または安い居酒屋でクダを巻いている、頭のハゲかけたオッサンも大体はプヨプヨですね。
現代では、お代官様は太っていないのです。
それに対して、搾取される側がブクブクに太りだしています。
どうして現代では、お代官様と農民の体系が逆転してしまったのでしょうか?
現代社会は搾取の方法が昔とは違います
現代の日本などの先進国は民主主義社会です。
ですから江戸時代のような、あからさまな搾取はできませんね。
そんなことをすれば、警察や地検特捜部や労働基準監督署が黙ってはいません。
あっという間にお縄になってしまいます。
ですから、現代の搾取は、もっと時代に合わせて巧妙になっています。
その支配層が我々から搾取する方法のひとつが、『ジャンクフードを食べさせる』という方法なのです。
昔は直接農民から、有無を言わさずに米俵を取り上げれば良かったのです。
ですが今はそれが出来ません。
ですから、いったんは支払った給与から、再度お金をふんだくらなければなりません。
その方法のひとつが、『ジャンクフードを食べさせる』手法です。
ジャンクフードで儲ける方法とは?
現代日本には、便利な食べ物が溢れかえっています。
マックのハンバーガーや、ケンタのフライドチキン、コンビニにはオニギリやお弁当がいつでも食べられるようにスタンバイしています。
本当に便利でありがたいのですが、これは企業もただの親切で頑張っている訳ではありません。
それは企業が収益を上げるために、自分達で料理を作らせない方向に誘導しているのです。
そしてコストを下げて、収益を上げるために、かなり際どいことをしています。
例えばケンタやコンビニのフライドチキンは、コストを下げるために「パーム油」という、もともとは石鹸の原材料であった、ヤシの油で揚げています。
コンビニのオニギリや弁当のご飯は、冷めて時間が経っても風味が落ちないように、ご飯に合成のグルタミン酸ナトリウムをまぶしています。
またコンビニのサラダは、時間が経っても赤く変色しないように、カットしてからキッチンハイター(次亜塩素酸ナトリウム)で洗ってから盛りつけています。
あなたが大好きなチョコレートでも同じようなインチキが行われています
明○やロッ○のミルクチョコレートは、昔からの定番ですよね。
あのミルクチョコレートの包装の裏面を見ると、原材料名が書かれています。
その原材料名の一番最初に書かれている単語は「砂糖」です。
この原材料名は、含有量が多い順番に書かれていますから、定番のミルクチョコレートの材料のほとんどは「砂糖」で作られているのです。
つまりあなたが子供の頃から馴染んできた、ミルクチョコレートは、本物のチョコレートではなく、チョコレート風味の砂糖菓子だったのですね。
こんなのイカサマじゃねーかと怒鳴りたくなりますが、冷静に考えて見てください。
まあ80円でチョコレートが食べられる道理がありません。
もう少し値段を上げて、100円以上出すと、原材料名のトップにカカオがきます。
でもその後ろには、やはり「砂糖」と「植物油脂」がきますね。
この「植物油脂」は、ケーキやマヨネーズなどのショートニングの材料で「トランス脂肪酸」ですから、毒性が高いと言われています。
こんな物でチョコレートを水増ししているのです。
さらに300円くらい出すと、この「植物油脂」の表示が消えて行きます。
でも「乳化剤」の表示は残っていますね。
そしてこの「乳化剤」の表示がなくなるチョコレートを買おうとすると、大体2000円くらい掛かります。
これが本当のチョコレートの値段になります。
企業は、安い添加物や保存料を使って、食べ物を水増しし、とてつもなく長期保存ができるようにして、収益を追求しています。
こんなのハッキリ言って、もうマトモな食べ物ではありません。
でもテレビでも新聞でも、決してそんなことは言わないのです。
何故ならば、それらを作って私たちをだましている企業が、テレビや新聞のスポンサーだからです。
情報操作によって搾取を行う現代支配層
最近のテレビや新聞は、インターネットにおされて、すっかり斜陽産業になってしまっています。
これは時代の流れであり、もう止めることは出来ませんね。
インターネットの広告は、そのスマホやタブレットの所有者をよく知っており、そのヒトに最適な広告を送ることが出来ます。
ですから10代の独身の若者に、紙オムツの広告が表示されたり、白髪染めの広告が表示されたりすることはありません。
こういうのを「インバウンドマーケッティング」と言うのです。
それに対してテレビでは、その番組を見ているヒトに、一律で同じコマーシャルが流れます。
新聞の広告も同じですね、すべてのヒトに同じ広告の載った新聞が配達されています。
これは「アウトバウンドマーケッティング」と言って、すでに時代遅れで効率の悪い宣伝方法になってしまっています。
ですからテレビや新聞は、その弱点を補うために、おそらくですがステルスマーケッティングを強化しています。
つまり番組や記事の中に宣伝を取り入れることで、より印象操作を強めています。
そして消費者の購買行動をコントロールしようとしているのです。
情報弱者は支配され操られ搾取されます
たとえば加工食品のカロリーハーフが健康的なんて嘘っぱちですし、腸内をキレイにして、痩せやすくするサプリも嘘っぱちです。
サラダオイルやキャノーラオイルは、すぐにでも食べるのをやめないと、認知症や喘息やガンのリスクがドンドン高まります。
コレステロールが高くても、それだけでは動脈硬化にならないですが、コレステロールを下げる薬を飲むことで、動脈硬化になるリスクが高まる可能性が指摘され始めています。
でも新聞やテレビは本当のことは言いませんね。
それはこれらのことをしている企業がスポンサーだからです。
ですから嘘を隠すために、さらにイメージ優先の番組やCMで、印象操作による洗脳を繰り返しています。
テレビや新聞も、昔はもう少しマトモな情報を与えてくれていたように思います。
でも資本主義が成熟して、その限界が近づくにつれて、マスコミもおかしくなってきている気がします。
テレビや新聞は真実を伝えない。
これが真実だと思います。
これからの社会では、ますますインターネットでの情報収集が主流になってくるでしょう。
確かにインターネットには、嘘の情報も多く含まれています。
でも新聞やテレビなどのマスコミが一方的に垂れ流す情報も、嘘だらけです。
ですからテレビや新聞などのマスコミ(オールドメディア)の情報と、インターネットの情報を、自分で吟味して、その中から本当に有益で真実を伝える情報を探り出す能力が求められているのです。
しょせん真実は受け止めるヒトによって変わるのですから。
最後までお読みいただきありがとうございます。