はじめに
今回は脳卒中片麻痺の歩行改善シリーズの最初のテーマである、体幹や手足の筋肉や関節の機能を高めるためのリハビリテーション方法についての解説を行います。 ただここで一般的な筋肉や関節のコンディショニングの話をしても芸がないので、脳卒中片麻痺に特徴的な関節や筋肉の問題を解決して、歩行能力の改善につなげる様なリハビリテーション方法をご紹介しますね。
歩行能力に影響を与える脳梗塞片麻痺による筋・関節の障害
脳卒中片麻痺での関節や筋肉の障害による歩行が上手くいかない原因には以下のようなものがあります
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肩甲骨や肩関節・肘関節が上手く動かせなくて腕の振りが出来ない
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背骨の動きが硬くてバランスが上手くとれない
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麻痺側の腰に体重が乗らなくて腰が引けてしまう
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膝がつっぱってしまい屈伸が上手くできない
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足関節が硬くて足の蹴り返しが上手くできない(内反尖足)
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足の指が曲がったまま固まってしまっていて動かせない
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足やフクラハギに浮腫があって上手く歩けない
これらの代表的な問題点についての解説とリハビリテーション方法の説明を行っていきたいと思います。
肩甲骨や肩関節・肘関節が上手く動かせなくて腕の振りが出来ない
健康な方が、平らな所を真っ直ぐに歩いている場合には、ほとんど歩行を意識せずに左右の足をリズミカルに交互に振り出して歩いています。
その時に左右の手も無意識に振ってリズムとバランスをとっています。
この歩行の仕方は一般的には脊髄レベルでの反射による歩行で、歩いている本人はあまり歩くことを意識してはいません。
しかし脳卒中片麻痺の場合にはどうしても杖をつく場合が多くなりますし、麻痺側の肩や腕も上手く動かせないために、リズミカルに左右の足を振り出すことが難しくなってしまい、一歩ずつ「どっこいしょ どっこいしょ」と歩くイメージになってしまいます。
この問題を解決するための第一歩として、麻痺側の肩甲骨から肩関節や肘関節がスムースに動かせるように練習して、上半身での歩行のリズムをとれるようになる必要があります。
そのための運動方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
この運動を行うにあたり、肩甲骨や肩関節の運動がスムースに行えるようになっている必要がありますので、以前ご紹介した以下の運動方法を良く読み返していただいて、麻痺側の手の動きを良くしておいてくださいね。
よろしくお願いします。
関連する上肢のリハビリテーション一覧
1. 脳卒中麻痺側の肩関節コアマッスルのリハビリ方法
2. 脳卒中麻痺側の肩関節の安定性と運動機能を高めるリハビリ
3. 麻痺側の肘の運動機能を高めるリハビリ
4. 麻痺側の手首の運動機能を高めるリハビリ
5. 麻痺側の手指の運動機能を高めるためのリハビリ方法
6. 麻痺側の手指を握る筋肉が緊張して指を握ってしまっている場合のリハビリ
7. 麻痺側の指を握る筋肉が緊張して指を握りこみ関節が固まっている場合のリハビリ
8. 麻痺側の手の指が開いた状態で指の関節が固まっている場合のリハビリ
9. 麻痺側の指が開いたまま関節が固まっているが、少しだけだが自力で指の屈伸が出来る場合
先ずは坐位で左右の腕の振りをリズミカルに行う練習方法
リスク
小脳失調のある方はこの運動はできません
必要な機材
中型~大型犬用のお散歩用リード(2本)
運動時間
10分 ~ 15分
ナワの設置と設定
① 部屋の鴨居などに L字型のフックを 60 cm 間隔で2個並べてつけてください。 そこから中型~大型犬用のお散歩用リードを垂らして、持ち手側の輪を下になるようにします。
(長さを調節する場合はリードをループ状にします)
(犬用のお散歩用リードを垂らす)
② 垂らしたリードの中間で少し後ろに椅子を置きます。
③ 椅子にやや浅めに腰掛けて背筋をキチンと伸ばします。 そして先ず麻痺側の手首をリードの腕輪に通し、リードの紐を手首側に回してリードをつかむようにします。 同じように健側の手首もリードの腕輪に通してリードの紐をつかみます。
(麻痺側の手首をリードの腕輪に通します)
(麻痺側のリードを手首側に回して)
(麻痺側の手でリードをつかみます)
(健側の手首もリードに通し)
(健側の手でリードをつかみます)
※ これで運動の準備ができました!
※ 今回は右片麻痺の設定です!
運動開始
④ 上半身を肩甲骨から捻るようにして左右の腕を交互に前後に振るようにして運動します
※ 今回は右片麻痺の設定です!
(先ずは健側の腕を肩から前に突き出すと同時に麻痺側の腕を肩から後ろに引くようにします)
(次は反対に麻痺側の腕を肩から前に突き出すと同時に健側の腕を肩から後ろに引くようにします)
※ この運動を力まずにリズムに乗って「いちに、いちに」と交互に繰り返します。
⑤ この運動を10分程度行います。 運動はなるべく毎日おこなって身体に動きを染み込ませてくださいね。 無意識のうちに腕が動くようになることを目指します。
次は立って左右の腕の振りをリズミカルに行う練習方法
(この運動は立位が安定して転ばなくなってから行ってください)
リスク
小脳失調のある方はこの運動はできません
立位が不安定で転倒しやすい方はこの運動はできません
必要な機材
中型~大型犬用のお散歩用リード(2本)
運動時間
10分 ~ 15分
ナワの設置と設定
① 部屋の鴨居などに L字型のフックを 60 cm 間隔で2個並べてつけてください。 そこから中型~大型犬用のお散歩用リードを垂らして、持ち手側の輪を下になるようにします。
(長さを調節する場合はリードをループ状にします)
(犬用のお散歩用リードを垂らす)
② 垂らしたリードの中間に立ちます。
③ なるべく左右の足に均等に体重を乗せるようにして背筋をキチンと伸ばします。 そして先ず麻痺側の手首をリードの腕輪に通し、リードの紐を手首側に回してリードをつかむようにします。 同じように健側の手首もリードの腕輪に通してリードの紐をつかみます。
(麻痺側の手首をリードの腕輪に通します)
(麻痺側のリードを手首側に回して)
(麻痺側の手でリードをつかみます)
(健側の手首もリードに通し)
(健側の手でリードをつかみます)
※ これで運動の準備ができました!
運動開始
④ 上半身を肩甲骨から捻るようにして左右の腕を交互に前後に振るようにして運動します
※ 今回は右片麻痺の設定です!
(先ずは健側の手を肩と一緒に前に振り出すと同時に麻痺側の手を肩と一緒に後ろに振るようにします)
(次は麻痺側の手を肩と一緒に前に振り出すと同時に健側の手を肩と一緒に後ろに振るようにします)
※ この運動を力まずにリズムに乗って「いちに、いちに」と交互に繰り返します。
⑤ この運動を10分程度行います。 運動はなるべく毎日おこなって身体に動きを染み込ませてくださいね。 無意識のうちに腕が動くようになることを目指します。
背骨の動きが硬くてバランスが上手くとれない場合
背骨の動きが悪いと、身体を捻ることが上手くできなくなります。
すると寝返りや起き上がりの動作がスムースに行えなくなり、ベッド柵につかまって無理やり起き上がったりするようになります。 また歩行時のバランスやリズムがとりずらくなり、歩行の安定性や効率が悪くなってしまします。
このため背骨の動きを良くすることは、すべての運動機能を高める上での必須課題となります。
背骨の左右の動きを改善する運動
リスク
小脳失調のある方はこの運動はできません
肩関節亜脱臼のある方は肩の痛みに注意して運動を行ってください
必要な機材
中型~大型犬用のお散歩用リード(2本)
運動時間
10分 ~ 15分
スリングの設置と設定
① 部屋の鴨居などに L字型のフックを 60 cm 間隔で2個並べてつけてください。 そこから中型~大型犬用のお散歩用リードを垂らして、持ち手側の輪を下になるようにします。
(長さを調節する場合はリードをループ状にします)
(犬用のお散歩用リードを)
② 垂らしたリードの中間で少し後ろに椅子を置きます。
③ 椅子にやや浅めに腰掛けて背筋をキチンと伸ばします。 そして先ず麻痺側の手首をリードの腕輪に通し、リードの紐を手首側に回してリードをつかむようにします。 同じように健側の手首もリードの腕輪に通してリードの紐をつかみます。
(麻痺側の手首をリードの腕輪に通します)
(麻痺側のリードを手首側に回して)
(麻痺側の手でリードをつかみます)
(健側の手首もリードに通し)
(健側の手でリードをつかみます)
※ これで運動の準備ができました!
※ 今回は右片麻痺の設定です!
運動開始
④ 先ずは健側の手を横に向かって肩から突き出すようにします。 この時に上半身も健側に傾けていきます。 頭は真っ直ぐに残してバランスをとるようにしてください。 背骨は横向きに弓なりに反るように気をつけてください。 転ばないように、はじめはあまり無理をせず、少しずつ振り幅を大きくしてください。
(健側の手を横に向けて肩から突き出します)
⑤ 次は麻痺側の手を横に向かって肩から突き出すようにします。 同じように頭を真っ直ぐに残してバランスをとります。 転ばないように十分に注意してください。背骨は横向きに弓なりに反るように気をつけてください。
(麻痺側の手を横に向けて肩から突き出します)
⑥ この運動を力まずにリズムに乗って「いちに、いちに」と交互に繰り返します。
⑦ この運動を10分程度行います。 運動はなるべく毎日おこなって身体に動きを染み込ませてくださいね。 無意識のうちに背骨が動くようになることを目指します。
背骨の前後左右と回旋の動きを改善する運動
※ この運動は立位が安定して転ばなくなってから行ってください!
リスク
小脳失調のある方はこの運動はできません
立位が不安定で転倒しやすい方はこの運動はできません
必要な機材
中型~大型犬用のお散歩用リード(2本)
運動時間
10分 ~ 15分
スリングの設置と設定
① 部屋の鴨居などに L字型のフックを 60 cm 間隔で2個並べてつけてください。 そこから中型~大型犬用のお散歩用リードを垂らして、持ち手側の輪を下になるようにします。
(長さを調節する場合はリードをループ状にします)
(犬用のお散歩用リードを垂らす)
② 垂らしたリードの中間に立ちます。
③ なるべく左右の足に均等に体重を乗せるようにして背筋をキチンと伸ばします。 そして先ず麻痺側の手首をリードの腕輪に通し、リードの紐を手首側に回してリードをつかむようにします。 同じように健側の手首もリードの腕輪に通してリードの紐をつかみます。
(麻痺側の手首をリードの腕輪に通します)
(麻痺側のリードを手首側に回して)
(麻痺側の手でリードをつかみます)
(健側の手首もリードに通し)
(健側の手でリードをつかみます)
※ これで運動の準備ができました!
※ 今回は右片麻痺の設定です!
運動開始
④ 先ずは麻痺側の足を一歩前に出します。 その前に出した麻痺側の足に体重を乗せるように麻痺側の腰を前に突き出しながら、麻痺側の手を肩と一緒に後ろに振ります。健側の手は肩と一緒に前に振ります。
(まずは麻痺側の足を一歩前に出して運動開始の準備です)
(先ずは一歩前に出した麻痺側の足に腰から体重を乗せながら、健側の手を肩と一緒に前に振り出すと同時に麻痺側の手を肩と一緒に後ろに振るようにします)
(次は健側の足に腰から体重を戻すと同時に、麻痺側の手を肩と一緒に前に振り出すと同時に健側の手を肩と一緒に後ろに振るようにします)
※ この運動を力まずにリズムに乗って「いちに、いちに」と交互に繰り返します。
⑤ 次に健側の足を一歩前に出します。 その前に出した健側の足に体重を乗せるように健側の腰を前に突き出しながら、健側の手を肩と一緒に後ろに振ります。麻痺側の手は肩と一緒に前に振ります。
(まずは健側の足を一歩前に出して運動開始の準備です)
(先ずは一歩前に出した健側の足に腰から体重を乗せながら、麻痺側の手を肩と一緒に前に振り出すと同時に健側の手を肩と一緒に後ろに振るようにします)
(次は麻痺側の足に腰から体重を戻すと同時に、健側の手を肩と一緒に前に振り出すと同時に麻痺側の手を肩と一緒に後ろに振るようにします)
※ この運動を力まずにリズムに乗って「いちに、いちに」と交互に繰り返します。
⑤ この運動を15分程度行います。 運動はなるべく毎日おこなって身体に動きを染み込ませてくださいね。 無意識のうちに腕が動くようになることを目指します。
麻痺側の腰に体重が乗らなくて腰が引けてしまう場合
麻痺側の股関節周囲の筋肉が麻痺して弱くなっていたり、十分に働かなくなっていると、麻痺側の腰に体重が乗せられずに、麻痺側の腰が引けた状態で歩くようになります。
この歩き方を長く続けていると、麻痺側の膝に過剰な負担がかかって、麻痺側の膝が反対に曲がりだす、反張膝という状態になることがあります。
これは麻痺側の腰に力が入らないために膝や足の筋肉にも十分な力が入らなくて、膝の関節を伸ばしきった状態でロックして歩く、骨性支持という状態になって、膝の靭帯が長い期間の間に伸ばされてしまうからです。
こうなると膝を壊して歩けなくなるのは時間の問題と言えるでしょう。
また腰が引けて歩いていると、円背の原因にもなります。
麻痺側の股関節の筋緊張を高める運動
リスク
脊柱管狭窄症のある方はこの運動はできません
必要な機材
中型~大型犬用のお散歩用リード(1本)
運動時間
5分 ~ 10分
スリングの設置と設定
① 部屋の鴨居などに L字型のフックを つけてください。 そこから中型~大型犬用のお散歩用リードを垂らして、持ち手側の輪を下になるようにします。
(長さを調節する場合はリードをループ状にします)
(犬のお散歩用リードを垂らす)
② リードの輪に麻痺側の足首を入れて仰向けに寝ます。
(持ち手の輪に足首を通す)
(足首の位置と高さに注意しながら仰向けに寝ます)
※ 今回は右片麻痺の設定です!
運動開始
③ リードを吊るしたフックと足首の位置はなるべく垂直になる様に、また足首は床面から 30cm位持ち上がった状態になる様に高さを調節してください。
④ 健側のお尻の下にクッションを入れて健側のお尻を少し高くします。
(健側のお尻の下にクッションを入れます)※ 右麻痺の設定です。 左側のお尻の下にのみクッションを入れています)
⑤ 麻痺側の足を突っ張るようにしてリードを下に引っ張るようにします。 そして麻痺側のお尻が持ち上がるように頑張ります。
(先ずは両足から力を抜いた状態から)
(麻痺側の足(右)を下に押し付ける様に力を入れ、麻痺側のお尻(右)を持ち上げます)
(また両足の力を抜いて麻痺側のお尻(右)を下ろします)
⑥ この運動を5分くらい継続して行います。
膝がつっぱってしまい屈伸が上手くできない場合
リスク
脊柱管狭窄症のある方はこの運動はできません
必要な機材
中型~大型犬用のお散歩用リード(2本)
運動時間
5分 ~ 10分
スリングの設置と設定
① 部屋の鴨居などに L字型のフックを 60 cm 間隔で2個並べてつけてください。 そこから中型~大型犬用のお散歩用リードを垂らして、持ち手側の輪を下になるようにします。
(長さを調節する場合はリードをループ状にします)
(犬のお散歩用リードを垂らす)
② リードの輪に両側の足首を入れて仰向けに寝ます。
(持ち手の輪に足首を通す)
(足首の位置と高さに注意しながら仰向けに寝ます)
③ リードを吊るしたフックと足首の位置はなるべく垂直になる様に、また足首は床面から 30cm位持ち上がった状態になる様に高さを調節してください。
運動内容
④ まずは健側の膝を曲げていきます。 リードに足首をぶら下げるようにリラックスして、健側の膝を曲げていきます。
※ 今回は右片麻痺の設定です!
(健側の膝を曲げます)
⑤ 次いで麻痺側の膝を曲げていくと同時に、健側の膝を伸ばしていきます。 リードに足首をぶら下げるようにリラックスして、麻痺側の膝を曲げ、健側の膝を伸ばしていきます。
(麻痺側の膝を曲げ、健側の膝を伸ばします)
⑥ さらに同じように健側の膝を曲げながら、麻痺側の膝を伸ばしていきます。
(健側の膝を曲げて、麻痺側の膝を伸ばします)
⑦ この運動を力まずにリズミカルに交互に行っていきます。
足関節が硬くて足の蹴り返しが上手くできない(内反尖足)+ 足の指が曲がったまま固まってしまっていて動かせない場合
これらの問題は麻痺側の足首を動かす筋肉が緊張して固まってしまっていることが原因ですから、これらの筋肉をほぐして伸ばしてやることが必要になります。 今回は小型のマッサージ用バイブレーターを使用してストレッチを効果的に行う方法をご紹介します。
今回のターゲットとなる筋肉は「長足趾屈筋」と「長拇趾屈筋」です
これらの筋肉をバイブレーターで振動刺激しながらストレッチを行います。
リスク
特になし
必要機材
小型のマッサージ用バイブレーター
運動時間
5分 ~ 10分
運動内容
① 椅子に座って麻痺側のつま先を床につけて足の指全体が床に均等に触れるようにします。
(麻痺側のつま先を均等に床に置く)
② マッサージ器を麻痺側の足首の内側のくるぶしの直ぐ後ろに当てて5分間マッサージを行います。
(マッサージ器を麻痺側の足首の内側のくるぶしの後ろに当てます)
③ マッサージを行いながら少しずつ麻痺側の踵を床につけるように足に力を加えて筋肉にストレッチを行います。
(踵を少しずつ床につけるように力を入れていきます)
④ 痛みを出したり無理やりに行ってかえって筋肉を強張らせないように注意して大なってください。
足やフクラハギに浮腫があって上手く歩けない場合
下腿部の浮腫みに関しては、今回は膝の後ろにあるコアマッスルである、膝窩筋に対して、マッサージ用バイブレーターを使用してマッサージを行うことで、静脈やリンパの流れを改善することを試みたいと思います。
今回のターゲットとなる筋肉は「膝窩筋」です
これらの筋肉をバイブレーターで振動刺激してマッサージを行います。
リスク
特になし
必要機材
小型のマッサージ用バイブレーター
運動時間
5分 ~ 10分
運動内容
① 椅子に座って麻痺側のつま先を床につけて足の指全体が床に均等に触れるようにします。
(麻痺側のつま先を均等に床に置く)
② マッサージ器を麻痺側の膝の裏側の関節の角に当てて5分間マッサージを行います。
(マッサージ器を麻痺側の膝の裏側の関節の角に当てます)
③ これを必要に応じて健側の膝の裏にも行ってください(健側の足に浮腫みがある場合)
以上で関節や筋肉に対するアプローチは完了です。
次回は
「体幹と手足からの体性感覚からのフィードバックを高めること」
についてご説明します。
最後までお読みいただきありがとうございます
注意事項!
この運動は、あなたの身体状態を評価した上で処方されたものではありません。 ご自身の主治医あるいはリハビリ担当者にご相談の上自己責任にて行ってくださるようお願い申し上げます。
脳卒中片麻痺の自主トレテキストを作りました!
まずは第一弾として皆様からご要望の多かった、麻痺側の手を動かせるようにしたいとの声にお応えするために、手のリハビリテキストを作りました。
手の機能を改善させるための、ご自宅の自主トレで世界の最先端リハビリ手法を、手軽に実践する方法を解説しています。
超音波療法や振動セラピー、EMS療法による神経促通など、一般病院ではまず受けられないような、最新のリハビリアプローチが自宅で実行できます。
現在の日本国内で、このレベルの在宅リハビリは他にはないと思います。
そしてこのプログラムは施設での実施にて、すでに結果が認められています。
あとは皆さんの継続力だけですね。
テキストは電子書籍になっており、インフォトップと言う電子書籍の販売ASPからのダウンロードになります。
全180ページに数百点の写真と3D画像などで分かりやすく解説しています。
コピーが容易な電子書籍の性格上、少し受注の管理やコピーガードなどが厳しくなっていますが、安全にご利用いただくためですの、ご容赦くださいね。
ぜひ一度お試しください。
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1. 脳卒中片麻痺の歩行能力を改善してより良い歩行を獲得するための5つの課題
2. 体幹と手足(健側、麻痺側ともに)の筋肉や関節の機能を高めること
3. 体幹と手足からの体性感覚のフィードバックを高めること
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8. 最新の脳卒中片麻痺に対する歩行リハビリの実技(上級編)
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