リハビリ裏話

日本人が白鵬に感じる違和感と外国人による老人介護の問題!

 

あなたは白鵬をどう思いますか?

最近のテレビのワイドショーでは、相撲の問題が大々的に取り上げられています。

それについてリハビリ中の高齢者の方と、良く話をする機会があります。

ほとんどの場合は、「もう相撲の話題は飽きた」「最近のテレビは面白くなくなった」という意見ばかりです。

まあこれはテレビはすでに斜陽産業であり、広告スポンサーが、テレビからインターネットに移ってしまっているためで、テレビにはお金がないので、良い番組を作れないのです。

専門的に言えば、現在は、アウトバウンドマーケティングからインバウンドマーケティングへの移行期なのです。

まあその話はおいておいて、相撲に戻りましょう。

 

初めのうちは、日馬富士の暴行問題への処分についての話題でしたが、日馬富士の引退が決定してしまうと、次は白鵬にターゲットが移りました。

今は、貴乃花親方 vs 白鵬 の戦いが、ワイドショーで延々と繰り返されています。

まあ奇怪なのは、貴乃花親方も白鵬も、直接にテレビ画面の前で、何かを話した訳ではないのですが、「彼らはこう言ったらしい」という話がでっち上げられ、勝手に「貴乃花親方 vs 白鵬」の対立構造が作られています。

まあこれはワイドショーの古典的な演出で、共通の敵を作ることで、仲間の共感を得て、支持を集めやすくするという、韓国あたりがとても得意とする、卑怯な方法なのですが。

本当に貴乃花親方と白鵬の間に対立があるのかは、私たちには分かりません。

しかし敢えて、この二人の対立構造を見てみると、面白いことに気がつきます。

まずは貴乃花親方の意見と言われるものですが、「力士は巡業中(場所ではなく興業)でも、怠りなく稽古すべき」「おのれを滅して相撲道に邁進すべき」「処分は厳格に厳しく」と言ったニュアンスで演出されています。

とてもストイックで清潔感があります。

昇華された大横綱の風格満点で、私もこんな感じは大好物です。

それに対して白鵬の意見と言われるものは、「健康を維持するために休みを下さい」「処分に温情を賜れ」と言ったニュアンスです。

巡業中に、稽古をサボって休んでいる力士たちに対して、キチンと巡業の場に出てきて、稽古をしたり、巡業に積極的に参加するように促す、貴乃花親方の張り紙なんかも出てきています。

何と言っても相撲は国技ですから、これだけだと貴乃花親方が正しい(正義である)みたいな気になってしまいます。

でもよく考えると、これってどちらも正しい要求ですよね。

確かに一流の相撲取りになるためには、厳しい稽古が必要です。

でもどんなスポーツでも、一流の選手が監督やコーチにお尻を叩かれて、イヤイヤ練習したりするのでしょうか?

前人未到の40勝を挙げた、天才横綱の白鵬が、巡業部長に言われて、イヤイヤ稽古をしているのでしょうか?

そんなわけないですよね。

一流の選手は、自分なりの練習方法を確立しており、誰に指図される必要もないのです。

(専門的なアドバイスや、先輩からの助言は別ですよ)

ではなんで白鵬は「休みを下さい」なんでお願いする必要があるのでしょう?

 

実は休みが必要なのは一般の選手(相撲取り)です

私が思うに、休みを必要としているのは、白鵬(大横綱)ではなく、その後輩たちなのではないかと思います。

実は私もかつて、何人かの、元トップアスリートのリハビリをしたことがあります。

そして彼らから聞いた話は、面白いように同じなのです。

それは一流の選手が、途方もない練習をこなすのは、当たり前の話ですが、実はその下の選手たちも、同じように練習しているのです。

それどころか才能あふれる天才たちに対抗するために、一般人はそれ以上の努力をしようとします。

その結果どうなるか。

無理がたたって故障してしまうのです。

それが原因で選手生命を絶たれるケースもありました。

つまり天才的なトップアスリートとは、気違い染みた練習量をこなしても、壊れない身体に恵まれた人達なのです。

ですから白鵬の「休みを下さい」は、自分のためでなく、後輩たちを気遣ってのものである可能性が高いのです。

確かに力士に休みを与えることが良いか悪いかには、賛否があることだと思います。

しかし「現場からの貴重な意見」であることは間違いありません。

貴乃花親方の意見も、白鵬の意見も、どちらも貴重な意見で傾聴に値すると思われます。

この場合、どちらが正しい意見かは問題ではありません。

 

まあ基本的には、この意見対立も、マスコミがわかりやすく演出した、「典型的な日本人対外国人のメンタリティーの違いのお芝居」だと思いますけれどね。

マスコミのでっち上げで間違い無いでしょう!

 

日本の大相撲は野球で言えばメジャーリーグです

でも日本の大相撲は、野球で言えばメジャーリーグですよね。

地方のモンゴル相撲の有力な力士が、日本のメジャーを目指して、日本の大相撲に憧れて来てくれる。

とても有り難いことです。

この流れをもっと大きくして、世界中から力士が、日本の大相撲に集まるようになれば良いと思います。

それにはある程度の外国人のメンタリティーを、日本国民が受け入れる、開かれた心を持つ必要があると思います。

確かに優勝インタビューでの白鵬の万歳には、私も違和感は感じました。

優等生の日本人であれば、「私(白鵬)が一緒の場にいながら、今回の暴行を止められなかったのは申し訳ない」と言って、涙の一つも流して見せれば、みんな大満足だったことでしょう。

でもあの場で万歳をできてしまう明るさも、とても貴重なものだと私は思います。

これからの時代、あんな感じの日本人が増えてくれば、国際社会で活躍できる日本人も、増えてくるのではないかなと感じています。

どうかもう白鵬に対するバッシングは止めてもらいたい。

あのメンタリティーや、純粋な日本人とは微妙にズレる価値観も、将来の日本には、きっと貴重な宝になる気がするのです。

それに白鵬へのバッシングは、国益になりません。

私たちだって、米国のメジャーリーグで活躍している、イチローやマー君を、向こうでバッシングされたら、アメリカ人を嫌いになりますよね。

幸いなことに、イチローやマー君は、米国では尊敬され、大切にされています。

米国には、異なった価値観や、メンタリティーを積極的に受け入れようとする、基本的な土壌があるからです。

だってイチローなんて、結構な変わり者臭さがプンプンしてますよね。

それでも大丈夫な国が米国なのです。

日本も、偏狭なガラパゴス国民性を、そろそろ捨てる時ではないでしょうか?

 

外国人による高齢者介護について

話を私本来の専門分野に戻したいと思います。

今後、2025年問題と呼ばれる、団塊の世代の大量の要介護高齢者の増加に対応するために、ASEANなどから、大量の外国人を招き入れ、高齢者介護に当たらせる計画があります。

それに対して、日本人が現在のままのメンタリティーであれば、さなざまな摩擦が起きる気がするのです。

最近の日本は、あまりにナショナリズムが高まってしまっているような気がします。

というか日本人の価値観を、唯一無二のものに考えすぎている気がします。

本当は世界はずっと広くて、様々な人間がいます。

日本人も、その中の小さな集団であることを考えなければ、広い世界の中で、日本人の未来はありません。

ノーモア ガラパゴスです。

 

最後にネトウヨの仲間に一言だけ!

実は私も「ネトウヨ」の一人です。

SNSの書き込みなどで、結構辛辣な韓国や中国に対する批判をつぶやいていたりします。

反日教育を徹底して、世界中に「売春婦像」を建てまくっている韓国人や、日本を侵略しようとする中国人に遠慮する必要はありません。

彼らには、ガッツリと手痛い反撃をして、日本人も怒っていることを教えなければいけません。

そうしないとどこまでも舐められてしまいます。

 

でも日本の大相撲に憧れて、一生懸命に日本語を覚え、人一倍精進して、前人未到の大記録を打ち立てた大横綱の白鵬関は、決して私たちの敵ではありません。

価値観やメンタリティーは、微妙にズレていますが、心強い味方であり、彼の子孫は、将来の日本の希望であり、宝です。

モンゴル人は、世界を征服した、かのチンギス・ハンの子孫であり、「蒼き狼」の子孫であると言われています。

将来、サムライと蒼き狼の、両方の血を引いた日本人が、沢山誕生すると思うと、なんかワクワクしませんか。

 

最後に一言!

反日外国人は敵だけど、モンゴル人の白鵬や日馬富士は敵じゃないぞ、間違えないでくれー www

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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