脳卒中リハビリ

麻痺を回復するための脳卒中片麻痺の在宅リハビリテーション方法

コスモス モンタージュ1ヘッドあなたは回復期リハビリテーション病院を退院した後の、脳卒中リハビリテーションをどの様にされていますか?

これまで20世紀の間は「一度障害された脳神経細胞は二度と再生しない」というのが定説でした。

そのため20世紀の間中は脳卒中リハビリは「破壊された脳神経の残存機能を有効に使って日常生活を上手に送る練習」に終始してしまいました。

ですから一般的な回復期リハビリテーション病院での脳卒中リハビリは、早期退院に向けての日常生活動作訓練が中心のプログラムが行われています。

つまりは日常生活動作訓練が主体のリハビリです

これまでは「麻痺を治すためのリハビリ」はご法度であり「脳卒中の麻痺を治す」などと言おうものなら、ペテン師扱いで袋叩きに会うような風潮が蔓延していたのです。

しかし21世紀に入って脳科学の発達とともに、脳卒中で破壊された脳神経細胞が再生する(麻痺が回復する)可能性が分かってきました。

今の脳卒中リハビリは麻痺を治すスタイルに大きく変わろうとしています

序章 日常生活訓練だけが脳卒中のリハビリテーションではありません
脳卒中片麻痺のリハビリテーションについて はじめに!
脳卒中 病院リハビリと在宅リハビリの違いについて

脳卒中の片麻痺を改善するためのリハビリテーション

猫 モンタージュ1ヘッド

脳科学の発達に伴う新たな脳卒中リハビリテーションを、最近では脳卒中ニューロリハビリテーションと呼ぶ場合が多くなってきました。

これまでの「日常生活動作リハビリ」と「麻痺を治すニューロリハビリ」は、その基本的な考え方からやり方まで全く違います。

しかし麻痺を少しでも回復させるためのアプローチは数年単位での期間がかかりますので、数ヶ月の入院でニューロリハビリを受けることは出来ません。

ですから在宅で気長に継続して、計画的に麻痺を治していくアプローチが必要になります。

麻痺を回復するための脳卒中リハビリの在宅でのやり方

脳卒中片麻痺はリハビリで回復するのか?
脳卒中片麻痺を治す最新の脳科学に基づく脳卒中ニューロリハビリテーションの在宅での実施方法
脳卒中片麻痺の原因とその回復のためのリハビリテーション
発症から期間が経過した脳卒中片麻痺は改善するのか? します( ´ ▽ ` )ノ
脳卒中片麻痺のリハビリテーションで諦めずに頑張るべき5つのポイント

脳卒中の麻痺の回復のために習慣的にやるべき5つのリハビリアプローチ

脳卒中リハビリの基本アプローチ

脳卒中片麻痺の関節拘縮と骨格筋のコンディション障害のリハビリ
脳卒中後の自律神経機能の異常による筋緊張の高まりとそのリハビリ
脳卒中発作後の運動神経細胞の興奮による筋緊張の高まりへのリハビリ
一次運動野とその関連野の障害による運動麻痺のリハビリ
最新の脳卒中片麻痺に対する振動セラピーで驚くほど痙性が軽くなる
脳卒中片麻の弛緩性麻痺に対する振動セラピーの効果
脳卒中 ニューロリハビリ ファシリテーションとしてEMSを活用する!

脳卒中片麻痺を改善するための神経促通を行う前に整えるべき身体条件

脳卒中片麻痺を改善するための神経促通を行う前に整えるべき身体条件とは?
自律神経機能を整えるためのアプローチ
自律神経機能を整えるためのコアマッスルのリハビリ方法
大脳の命令に逆らってリラックスした運動をする
動作時にフラつかない身体の軸を作るリハビリ方法

在宅で脳卒中自主トレリハビリを行うためのリスク管理

クローバー モンタージュ1具体的に在宅での脳卒中リハビリテーションを始める前に、在宅でリハビリテーションを行う上で注意すべき点について幾つか覚えておく必要があります。

運動に伴う転倒の予防や、脊柱管狭窄症などがあった場合の運動の注意が必要になります。

また心臓ペースメーカーなどがある場合にも、行えるリハビリテーション内容が限定される場合があります。

まずはこれらの注意点について勉強しておいてください。

在宅で安全にリハビリを行うためには、運動に対するリスク管理がきちんとしてなくてはなりません。

まずは安全第一に気をつけて安心安全なリハビリテーションを行いましょう。

在宅リハビリテーションでのリスク管理

脳卒中の在宅リハビリで注意すべき点は?
脳卒中片麻痺の転倒予防アプローチについて

脳卒中 具体的な転倒予防をどうすればいいか?
脳卒中片麻痺リハビリでの脊柱管狭窄症のリスクについて
脳卒中片麻痺リハビリでの脊柱管狭窄症のリスクについて
脳卒中片麻痺リハビリでの心臓ペースメーカーのリスク

脳卒中リハビリテーションを行う上で一番最初に行うべきこと

コスモス モンタージュ2脳卒中リハビリテーションを行う上で一番最初に行うべきリハビリメニューはなんだと思いますか?

実はそれは痛みのケアなのです

脳卒中片麻痺の方の多くが、何かしらの痛みを訴えていると思います。

しかし「視床痛」などの中枢神経性の痛みを除いては、これらの痛みのほとんどが2次的な筋肉のコンディション障害による痛みなのです。

視床痛などの中枢性の痛みは、全体の1割程度と非常に少ないので、痛みのほとんどは、適切なリハビリテーションで、痛みを和らげたり無くしたりすることが出来ると言えます。

手足に痛みがあると、その痛みのせいで正しい運動が学習できません。

また筋肉に痛みがあるということは、筋肉のコンディションが悪化していて、筋肉のセンサーから正確な体性感覚のフィードバックが行えず、脳の運動神経や感覚神経に、麻痺を回復させるための刺激が入らないことを意味します。

痛みのケアはすべてのリハビリテーションアプローチの土台となる基本中の基本なのです

脳卒中の痛みのほとんどは治ります!
脳卒中のリハビリで一番大切なのは痛みのケア

痛みのリンクは骨盤と背骨と肩甲骨で起こります
背骨を動かす脊柱起立筋群と痛みのケア
背骨の周囲の筋肉のコンディションを整えて痛みをとるマッサージ
背骨の周囲の筋肉のコンディションを整えて痛みをとる運動方法
肩甲骨の周囲の筋肉のコンディションを整えて痛みをとるマッサージ
肩甲骨の周囲の筋肉のコンディションを整えて痛みをとる運動方法
骨盤の周囲の筋肉のコンディションを整えて痛みをとるマッサージ

骨盤周囲の筋肉のコンディションを整えて痛みをとる運動方法
脳卒中片麻痺の痛みと視床痛のケア

手の機能を改善しましょう!

手とボール モンタージュ1実は脳卒中は指先の麻痺が一番治りにくいのです。

これは指先の運動コントロールが「皮質脊髄路」の神経回路で行われていて、この皮質脊髄路は脳卒中の神経障害で、一番麻痺が出やすい部分だからです。

ですから麻痺側の手が強張って動かないまま、諦めてほったらかしにしているケースをよく見かけます。

でもこの麻痺側の手をほったらかしにすることは、出来れば止めてもらいたいのです。

脳の運動神経において手を動かす細胞は、他の細胞と比べてとても多いのです。

ですからその麻痺側の手を動かす運動神経細胞を使わないで放置することは、麻痺側の大脳半球の活動性を大きく低下させてしまいます。

それが麻痺側の手足の麻痺の全体的な改善に悪い影響を与えているのです。

きちんとしたアプローチを行えば、麻痺側の手の機能を改善することも、出来ないことではありません。

どうかきちんとした手のリハビリテーションを行って欲しいと思います

脳卒中片麻痺の指の運動機能を回復するニューロリハビリテーション
脳卒中片麻痺の手の機能を回復するミラーセラピーについて!
とにかく脳卒中片麻痺の手指の拘縮を改善しましょう
振動セラピーでの脳卒中片麻痺の上肢機能の神経促通運動
振動セラピーで脳卒中片麻痺の上肢筋肉の緊張を落とす方法

脳卒中麻痺側の肩関節コアマッスルのリハビリ方法
脳卒中麻痺側の肩関節の安定性と運動機能を高めるリハビリ
超音波治療器を使って脳卒中の肩の痛みと亜脱臼を改善する方法
脳卒中片麻痺の肩関節亜脱臼を積極的に治すリハビリテーション方法

麻痺側の肘の運動機能を高めるリハビリ
麻痺側の手首の運動機能を高めるリハビリ
麻痺側の手指の運動機能を高めるためのリハビリ方法
脳卒中片麻痺の麻痺側手指の筋肉をケアする最新の方法!
脳卒中片麻痺の上肢と手指の運動のリズム感覚を取り戻す方法!

上肢ファシリテーション

脳卒中片麻痺を改善するファシリテーションテクニックについて
脳卒中片麻痺の上肢の全体的な運動ファシリテーション1
脳卒中片麻痺の上肢の全体的な運動ファシリテーション2
脳卒中片麻痺の上肢の全体的な運動ファシリテーション3
脳卒中片麻痺の麻痺側肩の運動を安定させるファシリテーション
脳卒中片麻痺の肘と手首の運動ファシリテーション
脳卒中片麻痺の手指の運動ファシリテーション

姿勢制御は手の機能・歩行機能の両面でとても大切です!

街並み モンタージュ1
手足の細かい動作と歩行動作と、それらを影で支える姿勢制御は、それぞれ違う神経コントロール回路で行われています。

その中でも姿勢制御はすべての動作を安定して行うための基礎となるものです。

目の前のテーブルのコーヒーカップに手を伸ばすのも、目標に向かって歩くのも、適切な姿勢制御が行われなければ、キチンと実行できません。

姿勢制御がいい加減だと、歩行パターンも脳卒中に良くある「ぶん回し歩行」などを自然と身につけてしまいます。

すべての動作の基本となる姿勢制御の基礎をキチンと疎かにせずに練習しましょう

脳卒中片麻痺の体幹の姿勢制御機能を回復するニューロリハビリテーション
脳卒中片麻痺における正しい座位姿勢の確立
脳卒中片麻痺における正しい立位姿勢の確立

2足歩行は高度な運動制御が必要です

道 モンタージュ1ヒトの2足歩行の運動制御は、2層に分かれた運動コントロールが行われ、複数の神経コントロール回路によって複雑な制御がなされています。

脳卒中になることで、その複雑な歩行コントロール回路に様々な問題が生じてしまいます。

そのため「ぶん回し歩行」などの脳卒中に特有の病的な歩行パターンにおちいってしまいます。

単なる日常生活訓練的な歩行練習では、これらの病的な歩行パターンから脱することが出来ません。

戦略的な歩行リハビリテーションを行い歩行機能の改善を行いましょう

脳卒中片麻痺の歩行機能を回復するニューロリハビリテーション
脳卒中片麻痺の歩行能力を改善してより良い歩行を獲得するための5つの課題

歩行パターンの改善

脳卒中片麻痺の歩行 ①麻痺側の腰を後ろに引く形で健側を前に出すように歩くパターン
脳卒中片麻痺の歩行 ②麻痺側の足を外側にぶん回すように振り出す歩行パターン
脳卒中片麻痺の歩行 ③足を地面につく時ドスンドスンと強く押すような歩行パターン

歩行練習方法

体幹と手足(健側、麻痺側ともに)の筋肉や関節の機能を高めること
体幹と手足からの体性感覚のフィードバックを高めること
脳卒中片麻痺の大脳基底核と視床の働きを改善して歩行を良くすること!
振動セラピーでの脳卒中片麻痺の下肢機能の神経促通運動

最新の脳卒中片麻痺に対する歩行リハビリテーション
最新の脳卒中片麻痺に対する歩行リハビリの実技(初級編)
最新の脳卒中片麻痺に対する歩行リハビリの実技(中級編)
最新の脳卒中片麻痺に対する歩行リハビリの実技(上級編)
最新の脳卒中片麻痺に対する歩行リハビリの実技(応用編)

 

脳科学に基づいた麻痺を治すための脳卒中リハビリテーション

これまでの脳卒中リハビリテーションは、麻痺や運動機能の回復が見込めないことを前提にした、日常生活動作練習を中心としたものでした。

21世紀に入ってからの脳卒中リハビリテーションの流れは、脳科学の進歩に沿う様にして、徐々に日常生活動作練習を中心としたものから、麻痺や高次脳機能を改善させるための科学的なアプローチを中心としたものに変化してきています。

このコラムでは、脳科学の進歩に伴い変わっていきつつある脳卒中リハビリテーションに関して、特に麻痺の回復や様々な機能の改善のためのリハビリテーションアプローチに注目して情報を発信していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

脳科学の進歩により脳卒中リハビリテーションはどう変わるか?

脳卒中片麻痺の回復を促すために身体図式の生成能力を高める!

日常生活動作練習をしていると脳卒中の麻痺が治りにくくなるって本当?

脳卒中片麻痺の異常歩行パターンはただ歩く練習をしただけでは治らないって本当?

脳卒中の麻痺側の手指の強張りを放置するとドンドンひどくなって腕全体が強張るって本当?

脳卒中の麻痺側の手足の筋肉の強張りや痛みを放置すると麻痺が治らないって本当?

脳卒中の姿勢制御機能と体幹の支持力低下を科学的に改善する方法!

脳卒中の異常歩行パターンから抜け出すための麻痺側下肢の運動練習

脳卒中歩行障害の大脳基底核と視床による半自動的な歩行制御機能の改善を図る

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脳出血

被殻出血

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脳卒中リハビリ症状別アプローチ方法

このコラムでは脳卒中リハビリを進めていく上でちょっと役に立つ、脳卒中の様々な症状に対するリハビリテーション方法について解説していきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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